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日々の嫉み

妄想劇場12

2018.07.03 11:26


(こちらは完全に妄想の物語です。

実在の人物や関係者とは全く関わりありません。)



衣装選び(妄想劇場)the other side



オムライスを食べながら打ち合わせをしてから3日目にかおるさんから写真が送られてきた。

男性用のトルソーに着物が着せられ、小物が合わせてある。やっぱりかおるさんはセンスがいいなって思った。オレの目に間違いはなかった。


ダダダっと何枚か送られてきた。

背景は全部同じ。積み上げられた生地があったり反物があったりするところで撮られた写真。全部合わせてくれてるんだ…すでに出来上がってる組み合わせを送ってきたりしたら(ネットとかですぐ見れるやつね)却下を突きつけて行こうって思ってた。

時間が無いなりにも真剣に取り組んでくれてるのがわかって嬉しい。



『写真見ました!いい感じです!そんな感じで進めてください!』



仕事の(リハーサル)合間にLINEを送る。

今日はストリングス以外で音合わせ。



『お忙しいところ申し訳ないのですが、男性の方々の身長を教えて貰えませんか?』


『身長ですか?』


『着物によっては着れない物もありますので…』


『なるほど!またLINEします』


『お願いします。』



ちょうど亮ちゃんと伊賀さんと大地くんとさくちゃんはこの場にいるから…ストリングスのもう1人は後でミオさんに聞いてみよう。

ブー。



『なんども申し訳ないんですが…

バンドメンバーの皆さんと実際お会いすることはできませんか?衣装合わせや顔映りも見たいのですが…』



その方が話が早そうだね。ちょうど明日もスタジオだし。ストリングスチームが来れるかどうかだけだ。



『調整してみますね!』



早速ミオさんに連絡して明日の確認をする。

とりあえず大丈夫そうだけど…どれくらい時間を取られるんだろう。



『時間どれくらい必要ですか?』


『2時間いただければありがたいです。』


『わかりました。明日なら時間取れそうです。』



2時間くらいなら大丈夫かな?と亮ちゃん達とも確認し、ミオさんにもその旨を告げといた。



『明日何時にどこへ行けばいいですか?』



明日もここ?いやちょっと狭いかなぁ…

あ。ラジオ局の地下のスタジオ借りれないかな!

石田くんに確認してもらう。

あそこなら広さもあるし、控え室もあるから衣装合わせなら大丈夫だろう。

石田くんが大丈夫!と腕を頭の上でマルっとしてくれた。



『ここに10時でお願いします。』



地図も添付しておいた。



『皆さん楽器も一緒にお持ちいただけますかね…?』


『明日はスタジオでリハーサルなので大丈夫ですよ。なんなら衣装着た状態で演奏すればいいですよね?

かおるさんにも聴いてみてもらいたいし。』



今回はオレがマリンバを叩く。みんなが楽器を持ってどんな動きをするのかも見といて貰わないと。

衣装が本番中に破れたりとかがないように。


さ。やりますかー。

たまたまコーヒーブレイクを挟んでたのですぐ返事が出来た。

今からはNHKホールで演奏するアレンジをどんな風にするか微調整していく。

この仲間と作り上げるのは本当に楽しいし、ありがたい。

亮ちゃんも伊賀さんも大地くんもさくちゃんも一流プレーヤーだ。

オレが言う微妙なアレンジの差だったり例えだったりを見事に汲み取って組み込んでくる。

笑いながら、お互いに言い難いこともちゃんと伝え合う。いいバンドメンバーに恵まれている。


考えてみればオレは本当に人に恵まれて来たな。

出会うべきタイミングで出会うべく人と知り合って。

人生のターニングポイントは全て人が関わってくれている。


だからね?かおるさんとの出会いだってさだめられたものなのかもしれない。



「源ちゃん。なーにニヤニヤしてんの?」


え?オレニヤニヤしてた??


「怪しいねぇ」



亮ちゃんには全て見えてるのか??ってくらい見透かされてる事がよくある。



明日のお楽しみ!



そう言い切ってリハーサルに戻る。