【事例編】見学可能な施設~「帯水層蓄熱システム」を体感できる日本地下水開発本社屋等
◆山形県の環境学習支援団体に認定
2012年に山形県の環境学習支援団体に認定された日本地下水開発(山形市松原777、桂木宣均社長)では、本社社屋に導入した「帯水層蓄熱冷暖房システム」、西部工業団地内事務室向けに設置された「地中熱ヒートポンプ冷暖房システム」の見学が可能になっています。
本社屋の「帯水層蓄熱冷暖房システム」は環境省の「地球温暖化対策技術開発等事業」において採択されたもので、年間を通じてほぼ一定温度の地下水の熱(地中熱)を有効利用するシステムです。(写真は日本地下水開発社ホームページより)
本社社屋前の駐車場に井戸を掘り、冬は冬期揚水井からくみ上げた地下水の熱を暖房や消雪に利用した後、温度が低下した地下水を冬期注入井に還元して冷熱塊を形成、夏場は夏期揚水井からくみ上げた地下水を冷房に利用し、温度が上昇した地下水を夏期注入井に還元することで温熱塊を形成し、季節毎に交互利用すというものです。
同社では現在、帯水層蓄熱システムのさらなる高効率化に向け、新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の開発事業でも継続的に技術開発を進めています。
◆見学は申込制で無料
見学は無料で、月曜日から土曜日の9:00~17:00まで見学可能となっています。(同社では、1週間前までに連絡をいただきたいとのことです)。1回あたり、20名まで受け入れ可能となっており、所要時間は1時間程度となっています。
申し込みは、電話 / FAX / メール(電話:023-688-6000、FAX:023-688-4122、メール: m-takeda@jgd.jp) で申込みください。
※なお、同社では地中熱交換井戸で欠かせない高速掘削機「ソニックドリル」(東亜利根ボーリング製)を保有しており、2015年には4台目を導入。
※システムの詳細等は日本地下水開発にお問い合わせください。
http://www.jgd.jp/ugheat/#ugheat00
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