てんとうむしのささやき

「ミツバチのささやき」という、

切なく完璧な映画には聖霊があらわれたけど、

我が家にあらわれたのは、てんとうむし。

先日の満月の夜、窓枠にとまっていました。

それを知らずに窓を開けたら、

当然、てんとうむしは飛び立っていったのだけど、

飛び立った先を観ると、美事な満月が。

その時、なぜだか、

「満月を観なよって、教えてくれたんだ」と感じて、

妙な感動に包まれました。

満月は大きくて、美しくて、明るくて、

完璧でした。

それを観ている自分も完璧。

教えてくれたてんとうむしも完璧。

この世のすべてが、完璧。

そんな想いが湧いてきて、

ハートの辺りに、

豊かな泉が湧き出すような感覚が…。

この世に在る瞬間、瞬間が、

無駄なく、パーフェクト。

そして、映画もパーフェクト。

機会があれば、ぜひ。