【レビュー②】第51回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
演奏会後の残務を終え、生業の準備もほぼ完了。
ようやく、休息を取れ、疲れも何とか癒えましたので、アンケートを2回に分けて紹介いたします。
♪昨年、千葉から福岡へ引越してきたばかりで、直方は初めて訪れました。非常にアットホーム、奏者と客席が近い会場で演奏が聴けて感激です。中々、東京では味わうことができない贅沢な時間でした。また、必ず来ます。
※この方は20歳代で、こうした若い世代のクラシック音楽ファンが増えることを願っております。
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♪アンサンブルが素晴らしく、大変感動しました。L.v.B op.95(ベートーヴェンの<セリオーソ>)、和声感が見事で、後期の世界が拡がっていく感じでした。第15番をまたぜひ!ヤナーチェク、様々なニュアンスでエキサイティング。モーツァルト、とてもよかったです。
※初来場の方ですが、かなりの音楽好きのようと見ました。
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♪2曲目のヤナーチェクは一言で<変な曲>でした。いつまでも終わらないウクライナ侵攻を思い出しました。
※ヤナーチェクの恋人への尽きぬ情念、それと長引く戦況とはズバリ一致しているかもしれません。
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♪一番前で聴きました。初めてのことで、あまりに近くてこんな贅沢でイイのか?とゾクゾクしました。一曲目はずっと緊張していて、二曲目は、これもクラシック音楽というんだ、民族音楽みたいだと思い、三曲目で私がよく耳にしていたのはモーツァルトだったのだと思い、安心して聴けました。沢山の初めてがあった演奏会でした。ありがとうございました。
※この方はクラシック音楽初心者ですが、そういう方こそ、前の方での席に座られ、楽曲と演奏者のオーラーを浴びてほしいと願います。
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♪Morzartが最後というプログラムに驚いたが、ベートーヴェンがこの曲をよく、深く、夢中になって研究したであろうことがとても感じられた、そういうことを感じさせてくれた演奏会でした。
※こうして生まれた楽聖初の弦楽四重奏作品集 、作品18の第5番を、モーツァルトのK.464のオマージュとしたのです。この感想はベートーヴェンが喜びましょう!
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♪アンコールが<鳥の歌>とは意外でしたが、非常に良かったと思います。
※いつもはアンコールを演奏しないエクですので、驚きました。実は直前の会場リハではやらず、サプライズでした。
ありがとうございました。