全身が黄色一色! ゴールデンバタフライ
こんにちは。
AQUAMANです。
今回ご紹介する海水魚は、紅海便で入荷する「ゴールデンバタフライ」です。海水魚やサンゴを飼育しているアクアリストなら1度は聞いたことがあると思います。
ゴールデンバタフライは、スズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属で紅海固有種です。生息環境は、サンゴ礁域で体長は最大で30㎝まで成長します。
体色は全身が鮮やかな黄色でこの発色は他に類を見ない圧倒的な存在感を持っています。
<飼育方法について>
飼育はレベル4(MAX5)で難しいです。
ゴールデンバタフライは縄張り意識が強く、自分より体が小さい海水魚や気が弱い海水魚に対して追いかけます。幼魚時と成魚時では性格も少し変わりますが、チョウチョウウオ飼育の難しさを痛感します。
餌付けは難しいです。
ショップで購入する際は必ず餌付けが完了している生体を選んでください。特にフレークやクリルに餌付いている生体ではなく、粒餌に餌付いている生体を選ぶといいです。入荷時からいきなり餌を食べることもないので、慎重に餌付き状況を観察し決めるようにしましょう。人工飼料への餌付けが完了すればあとは問題ありません。
ゴールデンバタフライは病気になりやすい海水魚です。ハギの仲間やチョウチョウウオの仲間は、白点病になりやすい傾向があります。特に急激な水温変化や水質変化による過度のストレスにより発症します。入海するタイミングで発症することが多いので、日々観察して確認しましょう。
同種混泳は、一般的にNGです。大型水槽(120㎝以上)であれば問題ありませんが、小型水槽ですと1匹が限界です。もし、同種混泳をされる場合は、生体のサイズを極力同じくらいにするといいです。
他種混泳は、問題ありませんが少し注意が必要です。ゴールデンバタフライの性格は、縄張り意識が強く気性が荒いので小さい海水魚は標的になってしまいます。できるだけライブロックを組み合わせて隠れる場所を作ってあげると万が一の時に役立ちます。海水魚の性格やサイズを考え、入海する順番をしっかり見極めれば問題なく飼育できると思います。
サンゴとの相性はNGです。ゴールデンバタフライはポリプ食性が強い海水魚です。必ずと言っていいほどサンゴを突きます。
これらの飼育環境を総合的に考えるとやはり飼育は難しいと思います。餌付けの問題や水温・水質の耐性、性格など・・・どれをとっても難易度は上がります。
上手に飼育するために先ずは飼育したい海水魚だけではなく、いろいろな海水魚の詳細なども調べておくことも重要です。これから海水魚飼育を始める方は特に、どんな海水魚を飼育するのか事前に決めておき、入海する順番やサイズを正しく行うようにしましょう。
是非、困ったことや相談がありましたらコメント下さい。メールでも受け付けています。