世界のフラワー(業界)のトレンド?
カトリーヌ=ミュレーフラワースクールで
以前一緒になった、アメリカ在住の台湾の友人が
最近のフラワートレンドに詳しくていろいろ教えてくれました。
なんでも、いま、特にアメリカなどは、オアシス(フラワースポンジ)なし、
がはやりなんだとか。
最大の理由は エコのため。
ある英国のフローリストのサイトに、オアシスは、ホルムアルデヒド成分だし、
埋め立てゴミになるからエコじゃない、とか書いてありましたし、
先日ロイヤルウェディングをてがけたフローリストも、
オアシスは最小限にしている、とありました。
ちなみに英語では、foamless とか no foam とかが、オアシスなし、を
表す言葉になります。
インスタでも、nofoamなんとか、と言うハッシュタグもありますね。
カトリーヌのところでも、先日オランダ人のフローリストが
オアシスなしの大きなアレンジメントをしたいんだけど?という
問い合わせをしていました。
未確認情報ですが、すでにカトリーヌ=ミュレーフラワースクールのロンドン校は
no foamになっているのではないか、と
上記友人がはなしていました。
アメリカで、有名英国人フローリストのセミナーに出席した友人は
オアシスの代わりにモスをつかったやり方を習った、とかで、
さらにオアシスをつかう作品もあったが、なんと生徒さんからブーイングが起きていたとか。
アメリカ、イギリスなど英語圏でもりあがって、
オランダとかにも波及しているのでしょうか。
今回カトリーヌの学校でも、チキンワイヤを使ったアレンジメントもありましたね。
ただ、チキンワイヤ、家にかえってつかってみましたけれど、
器が浅かったせいもあるのか、花の頭がさがって、くきが水からでてしまう、
なんてこともあり、ちょっと使いづらかったです。
さらに、きっとオアシスメーカーが、生分解性のものを発明するのではないか、と
おもっていたら、
もうOasis社が開発していましたね。
そりゃ みんながオアシス使わなくなったら、死活問題でしょうからね。
日本はまだ上記トレンドは顕著ではないようですが、これからどうなるのか??
アーティフィシャルフラワーに、プリザーブドフラワーも ドライ用のスポンジをつかっていますからね。
スポンジの材質がエコになることは望ましいですね。
これはチキンワイヤーをつかってアレンジしてみました。
花を下向きにしたいとき、茎を水のなかにひたしておくというのが
難しいです。