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無職中年、冒険の書

DAY72 異国の都会の片隅で15 パリ③ ルーブル再び、そしてアイデンティティ

2018.07.04 20:25

自虐の意味を込めてインスタにベタベタの観光地写真を載せたところ、知らない女子などからたくさんいいねが付いてしまってパリ好かんとも言いづらい雰囲気になっております。


それにしてもみんなパリ好きなんだねえ。



今日は先に愚痴モードです。


自分がいったい何にこんなに苛立っているのかをよくよく考えたところ、アジア人としてのアイデンティティと誇りが揺らいでいるのだということがはっきりしました。


差別をしてくるパリ市民。

いいカモだと思ってるか知らないけど次から次へと詐欺をふっかけてくるのもパリ市民。


こいつらは悪い。

でもね。


ファッションの街だからと肩に力入ってるか知らないけどこれ見よがしなブランド物で全身固め、そのくせ卑屈な日本人。

人類の宝の芸術作品を己の自撮りの添え物くらいにしかとらえていない韓国人。

その国の文化や社会に敬意を払うことのなく自分の流儀しか通さない中国人。


都会にいるこの2週間強、人が多いからこそ民族の恥もものすごい目立ちます。

そりゃあバカにもされるし差別も食らいますよ。



この環境の中で、自分はアジア人であり日本人であるという根底の誇りを維持しきれなくなったことが現在の苛立ちの原因です。


でも何よりも、そんなことを言っていながらお決まりの観光地を馬鹿みたいに巡っている自分に一番腹が立っているのかもしれません。


と、そんな根源的なことを大いに考えている日々です。

パリが嫌いというよりは、なのかもね。



今日の馬鹿観光記録


・ルーブル ふたたび

昨日あれだけ見つからなかったドラクロワの特別展示が一瞬で見つかった。

どれだけ昨日はショートしていたのでしょうか。

ああ、やっぱり自由の女神は最高・・・。



・オルセー美術館


ルーブルに比べたら小さいけれど、このくらいがむしろちょうどいい。

心を最も打ったのはミレー「晩鐘」。

美しいとはこのことだなあと。

絵、テーマ、全てが。



あと、ドガの踊り子シリーズの一部。

この人は今で言うアイドルオタクなんだろうなあと、数百年後の日本人オタクが勝手な分析してすみませんと思いますが、でもきっと友達になれた気がする。


総合的にはルーブルより好きかも。



・ノートルダム大聖堂

だからパスで無料だからって登るなと。

馬鹿なのかと。

非常に良い景色なので僕はずっと薄目で歩いていました。




新しいホテルもまたエアコンなしでうだる。

けれど飲食街が近く、しかもやはりどこの飲食店も差別的ではない。


食の前において人は平等であるというのであればそれは素晴らしいことです。


<今日のワンポイント経験値>

今日の詐欺。


ルーブルに地下から入りたかったのに地上に出てしまって戻る方法を探していたときのこと。


「僕インフォメーションの案内係です」と、インフォメーション前で声をかけられた。

胸元にはそれっぽい名札まで。


んで話を聞いたら、

「スペシャルチケットを発行します」

「これで地下までくぐって行けます」

「料金は機械で還付されます。だから22€先に僕に払ってください」


もう暑くて苛立っていたので追い払いましたけれど。

でもいかにももっともらしい風体で話しかけてくるし、実際のやり取りはもっとそれっぽいものでしたので騙される人もいるのかも。

気をつけてね。


あと、ルーブルの周りの署名を求めてくる連中は詐欺かスリだからガン無視で。


<今日の支出>

・食費 23€

・宿泊 107€

・土産 15€

合計 145€


<今日の1曲>

Like Toy Soldiers / Eminem