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「毛皮羽毛反対」と「業者の生活はどうなるのか」とか

2016.01.13 04:53

こんにちは、冬桜です。

一応、個人でやってる動物愛護として

普段から聞き慣れている「業者の生活はどうすんだよ?」について

考えてみました。


つい最近、Facebookで

2010年のバンクーバー五輪の日本選手団に提供するために開発された

ダウンジャケットが8万円からという値段にもかかわらず、

売れ行きが順調に伸びているという記事がアップされました。


開発や品質の維持など素晴らしいと記事を読んで思うのですが

動物愛護の観点から個人的には

「未だに羽毛むしってるの?」と思わずにはいられません。

「従業員が鳥の羽を約4回繰り返し抜いている。

理由は利益を得るため。

屠殺した後に羽を抜くより生きたままだったら数回抜くことができる。

だから生きたまま抜くと何倍も利益がある。」


想像できます?

生きたまま、むしっちゃうんですよ?

自分の髪の毛、バリバリむしられる痛みを想像できますか?

それを4回も!


今はダウンよりも軽くて断熱性のある良い素材があるのに

なぜわざわざ水鳥の羽を生きたままむしらなければならないのか?

残念だというコメントがあったのですが

それに対して

「動物愛護なんて関係ない。

それで生計を立てている人が存在する限り無くならない。

動物愛護なんて言うならば、

それで生計を立てている人達に援助してあげてください。」

というコメントが返されました。


長い前置きですが(つまりここまでは前置きです。話しの背景です)

「その仕事で生計を立てている人がいる限りなくならない」という

意見に激しく物申したい!


残念ですが(動物愛護者にとっては朗報ですが)

それは間違いです。


生計を立てている人がいる限り無くならない仕事なんてのはありません。


ちょっと前にオックスフォード大学の教授が提出した論文によると

コンピューター化・機械化により、無くなる仕事があると発表されました。


これらは生計を立てている人がいるにもかかわらず

その時代の技術によって無くなるであろうという見込みです。


事の真偽はともかく、リストアップされている仕事が

当てはまるかどうか判りませんが

消えて無くなる職業があるのは事実です。


なぜかというと

生計を立てている人がいるから、仕事があるのではなく。

それを必要としている人がいるから、仕事として成り立つからです。


その仕事が生き残るかどうかは、

社会がその技術やサービスを必要としているか否かです。


社会が動物愛護に傾いている今、ペット産業や毛皮羽毛業者は

とてもハイリスクな仕事かもしれません。

事実、ハリウッドを始め世界中で毛皮の為の

動物の飼育に対する禁止は広がっています。


日本ではそんなことは起こらないと思いますか?

過去にもたくさんの仕事が技術の発達とともに消え去りました。

万が一、日本が今後ハリウッドのように毛皮禁止の流れになって

(そこ10年で無くなるかどうかはともかく)

毛皮や羽毛業者が生計を立てられ無くなったとしたら

それは動物愛護のせいではなく、社会の流れを読み間違い

リスクマネジメントを怠った業者の自己責任です。


じゃあ消える仕事をやってる人はどうすればいいのか。

結局、下記の記事にあるようなスキルを持っている人は

どんな状況になっても乗り切れちゃうんだろうね☆