手術の日
2018.07.11 02:06
朝のうちに大便を済ませないといけないのだが下剤が効かない
なんとか出たように思ったけど残っていても大丈夫らしい
些細なことだが一つ一つが上手くいかないと本人は不安なのです
朝8時には家族が仕事を休んで来てくれました
8時40分に看護師さんに従って3階の手術室に向かいました
手術室には多くのスタッフがいました
まずは麻酔医とスタッフが全身麻酔以外の麻酔の準備をしてくれます
私は狭い手術用のベットに横たわり指示通りに横向きになります
背中を丸め足の膝を抱える姿勢をして脊椎の横に麻酔液を入れる準備です
これが結構きつくて姿勢を保つのに大変でした
全身麻酔ですが、内臓をいろいろ動かすので脊髄の神経を麻痺させる為です
手術後もこの箇所の麻酔には大変お世話になるのはこの時はわかりません
手術用の着衣とT字帯をつけ、脚にはサポーターを履き万全です
この後くちから麻酔薬を吸い込むと意識と感覚がなくなってきました
午前10時から始まり、午後6時ごろまでかかったようです
膵頭十二指腸切除手術です
病名は下部胆管癌
手術が終わり、目覚めたのは午後の6時半頃だと記憶しています
麻酔が効いていますので身体は痛くありませんが口が乾いています
こうして一大イベントは終わり後はどう回復していくかだけですが、
当然、癌が完全になくなったとは言い切れません
目に見えたものは取っていただきましたが癌とはそういうものです
平成30年5月23日のながい一日はこうして終わりました