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カサゴの仲間1 <千葉のダイビングポイントで見られる水中生物>

2018.03.01 17:20

メバル

レア度★☆☆☆☆

分類 カサゴ目-フサカサゴ科-メバル属


通年見られる普通種。

体長は20~30センチ程度で、体色は黒褐色、数本のぼんやりとした黒い縞がある。口と眼が大きく、特に眼は体から外に大きく張り出しているため、「メバル」という和名になったとされる。

海岸近くの海藻が多い海域に多く、群れを形成して生活している。立ち泳ぎのような格好(人間から見て)でホバリングをしている姿も見かける。

卵胎生であり、交尾を終えたメスは体内で卵を孵化させ、数千匹の稚魚を産む。

食用にもなる、水産上重要な種である。


ヨロイメバル

レア度★☆☆☆☆

分類 カサゴ目-フサカサゴ科-メバル属


通年見られる普通種。岩礁域、藻場に多く棲息している。

メバルとは異なり、着底してジっとしている。

体色は灰褐色~赤っぽい色で、尾びれに白い横縞があるとされるが、色彩変異は個体によって激しい。


カサゴ

レア度★☆☆☆☆

分類 カサゴ目-フサカサゴ科-カサゴ属


通年見られる普通種。

深度を問わずあちこちで見かけるが、岩礁域に多い。

体色は赤や褐色で、不規則な薄い色の斑点があるが、生息環境や個体によって様々であり、変異が激しい。浅い所に棲んでいるものは褐色のものが多く、深い所に棲むものは赤系が多い。

メバルに似ているが、メバルよりも体の断面が太く丸く、眼は小さく、口は大きい。メバル同様、カサゴも卵胎生である。


コクチフサカサゴ

レア度★★☆☆☆

分類 カサゴ目-フサカサゴ科-フサカサゴ属


フサカサゴとよく似ているので見分けが難しいが、コクチフサカサゴの方が生息域が浅いため、ダイバーが目撃するのはほとんどこちらであると思う。

フサカサゴは体長20センチ程度まで、コクチフサカサゴは15センチ程度までになる。

細かく見るとさらに違う部分があるのだが・・・、水中でパッと見ただけでは判断がなかなか難しい。


イソカサゴ

レア度★☆☆☆☆

分類 カサゴ目-フサカサゴ科-イソカサゴ属


勝浦ではカサゴの仲間の中で1番よく見かける種で、水深を問わずどこでもたくさん見られる。伊豆エリアでもよく見かけるが、伊豆よりも勝浦の方が数は多いと思う。

体長は大きくても10センチ程度と小柄。

淡い赤い体に、不規則に暗色の斑点があり、鰓蓋に褐色の斑点が1つあることが特徴。

ダイバーに人気のカエルアンコウと同じような環境で生活をしているが、縄張り争いはカエルアンコウよりも強いようで、イソカサゴがいる付近ではカエルアンコウをほぼ見かけない。



オニカサゴ

レア度★★☆☆☆

分類 カサゴ目-フサカサゴ科-オニカサゴ属


体色は赤や茶色で、黒褐色の斑点が多数あり、体に多くの皮弁がある。

勝浦では、どちらかというとボートポイントの深いエリアで多く見かけるが、ビーチポイントの浅いエリアでも見かけることがある。

岩にピタっとしがみつくようにジーっとしていて、かなり近づいてもなかなか逃げない。

よく見ると鬼のような(?!)、カサゴの仲間の中では1番怖そうな顔をしている・・・か?!


サツマカサゴ

レア度★★☆☆☆

分類 カサゴ目-フサカサゴ科-オニカサゴ属


通年見かける種だが、他のカサゴの仲間と比べると数は少なめ。

体色は白や茶色、紫っぽい色など様々なバリエーションがある。

胸ビレの裏側が鮮やかなオレンジや黄色っぽい色をしており、敵が近づいてくるとパっと裏側を見せて威嚇に使う(フラッシングと呼ばれる行動)のだが・・・、ダイバーは敵だと思われないのか、、近づいてもあまりそれをやられない。。ヒレの裏側を見れたらラッキーで、なかなかキレイな色をしている。

九州地方、鹿児島あたりに多く生息しているそうで、それが和名の由来となっている。


※レア度は千葉県勝浦市のダイビングポイントでのもので、管理人の主観によります。