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甘酒は夏の季語

2018.07.05 11:27

こんにちは、香西家ママです。

私の住む関西地域は今日は朝から大雨。

各地で土砂災害や、浸水被害などが出ていますが

皆さんの地域のご様子はいかがでしょうか。

大きな被害にならないことを祈っています。


さて、我が家では一週間前に東京から娘が帰省をしてきて

3人の生活を送っています。

ムスメと食べた幸せ牧場のソフトクリーム。

一人では、きっとこんなの食べない(笑)


主人と二人の生活と比べて何が違うかって、

食事の内容がガラッと変わりました。

昨日のムスメブログにもありましたが

この一週間、食べたことのないお料理をいくつか作ってくれています。

写真はカオガーなんちゃら。

この日はわたし、ちょっと食欲がなくて、何も食べたくない気分でしたが

このカオガーなんちゃら、口に一口入れたとたんに

「おいしぃ~~~~!!」って頬が緩んで食欲増進。

やっぱり、暑い時は暑い国のお料理が理にかなっていますね。


では、日本の夏には・・・

私が毎夏お世話になっているのは

「甘酒」

昨日の朝おかゆを焚いて、仕込みました。

約6~10時間でできる甘酒は、私の美容食でもあります。食欲がない時は、ごはんの代わりに口にすることも。

冬に飲むイメージが強い甘酒ですが、実は夏の季語でもあるんです。

江戸時代、栄養価の高い甘酒は、疲労回復や熱中症防止のための栄養ドリンクとして親しまれていました。

(こちらは「江戸と東京 風俗野史」という文献による、「甘酒売り」の姿です。)


夏になると甘酒売りと呼ばれる方が「甘酒〜甘酒〜」とうたいながら甘酒を売り歩いていたそうですよ。


”飲む点滴”と言われているほど栄養価が高い甘酒。

甘酒の栄養成分はほぼ20%がブドウ糖で、ビタミンB群や食物繊維、腸内細菌のエサにもなるオリゴ糖が豊富です。

甘酒の元になる麹菌が生成する酵素には、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ペクチナーゼなどその数は30種類以上で、これらの酵素が甘酒にも含まれていると考えられます。それらには、

でんぷんをブドウ糖に
たんぱく質をアミノ酸に
脂肪を脂肪酸とグリセリンに

それぞれ効率的に分解して消化・吸収を助ける役割や、吸収された栄養分を効率よくエネルギーに変える働きがあるのです。

甘酒にはたくさんの栄養が含まれているいう理由だけではなく、このように各酵素が、口に入れたものを効率よくエネルギーに変えてくれるため、まるで点滴を打った時のように弱った身体を回復させてくれるんですね。

江戸時代の人たちは、この効能を体験的に良く知っていて、庶民が安心して飲めるように値段が幕府によって保護されていました。

 

疲労回復にいい!

風邪予防にいい!

腸内環境改善にいい!美容にいい!ダイエットにいい!


いろいろいいことづくめの甘酒ですが、二つ気を付けることが。

①糖分が多いので飲みすぎないでね

②酵素の働きが悪くなるので温めすぎないでね


以前は、甘酒の甘みを使って甘酒プリンなどスイーツも作っていたのですが

この②を知ってからは、甘さ控えめのプリンを作って上にトッピングする方法に変えています。

 

私の甘酒のおすすめの飲みかたは

★豆乳+甘酒

毎朝、小さなグラスに一杯、を心がけています。