ヒゲナガアメイロケアリ
2018.07.05 11:55
ヤマアリ亜科
ケアリ属:日本には18種が記録されています。岐阜県には16種が確認されています。
ヒゲナガアメイロケアリ( Lasius meridionalis ):北海道、本州、九州に分布します。 岐阜県全域の林内や林縁の立木の根際や切り株に営巣します。体長4~4.5mm。
写真①:ヒゲナガアメイロケアリの働きアリ。アメイロケアリに似るが、触角柄節が扁平状で立毛が多いことで区別できる。岐阜市 4.VII.2018
写真②:巣内の有翅メス。女王アリも触角柄節が扁平で立毛が多い。揖斐郡池田町 7.VII.2016
写真③:中央にオスアリ。揖斐郡池田町 7.VII.2016
写真④:オスアリ。揖斐郡池田町 7.VII.2016
写真⑤:有翅メスは7~9月に結婚飛行を終えると脱翅してトビイロケアリの巣を探す。飛騨市神岡町 6.VIII.2015
写真⑥:トビイロケアリ(右)から給餌されるヒゲナガアメイロアリの女王アリ。飛騨市神岡町 6.VIII.2015
写真⑦:ヒゲナガアメイロケアリとトビイロケアリの混合巣。ヒゲナガアメイロケアリの女王はトビイロケアリの巣に侵入し、その女王を殺してトビイロケアリに自分の子を育てさせる。揖斐郡揖斐川町 9.V.2013
写真⑧:この混合巣のトビイロケアリはその後死に絶える。それ以降はヒゲナガアメイロケアリのみとなる。揖斐郡揖斐川町 9.V.2013