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【社長通信】チャットGPTの取説

2023.06.20 01:01

昼の時間が1年で一番長い夏至の日は21日で、日中の時間は、日の出5時6分、日の入り19時30分の14時間27分です。北にいくほど長くなり東京は14時間34分、北海道では15時間23分だそうで、3時半ごろから明るくなり始めるそうです。


百姓のDNAを持つ私にとって早い日の出は得をしたようで1年で一番好きな時季です。

朝4時半過ぎに小鳥のさえずり(スマホのアラーム)で目を覚まし、5時から約1時間・7,000歩のウォーキングで体はすっかりスイッチON、一日の始まりです。

これが今ではすっかり日課となり、雨や雪の日を除いて年約300日のウォーキングがこの10月で16年になる。

この間、病魔に襲われての全身麻酔による手術も3度経験したが、その度に身体機能が強化され、ゴルフのスコアは50代頃と変わらない。と言っても、もともとそれなりのレベルのスコアでしたので誇れるほどではありませんが・・・。



さて、新型コロナウイルスの感染も収束気味でようやく一般の感染症並みの扱いになり、世の中からコロナ疲れが払しょくされたような明るさも見えてきた。

一方、ウクライナ疲れからの解放はまだまだ先のようで、世界中の人々にそれぞれの立場に関わらず心に苦痛と暗い影を落としているようだ。つまり、人類の持続可能性に疑問を呈しているような重い課題です。このような時代に現れた、昨今注目の生成AIチャットGPTの登場は人類のためになるのかどうか、人間の知見が問われているように思う。


生成AIと呼ばれる人工知能が社会を変えようとしている。質問に人間が答えているかのような文章を返してくるチャットGPTなどのサービスが注目されている。

チャットGPTは膨大なデータから出された確率に基づいて、もっともらしい文章を作ります。また、生成AIは特定の価値観を反映するように、人間による「調律」を受けているともいう。

AIの技術進歩は産業革命になぞらえられるが、最近は宗教革命までさかのぼるともいわれている。蒸気機関の発明は私たちの行動様式や暮らしを大きく変えたが、思考様式を変えたわけではありません。

AIの本質的な問題は、人間の認知や考え方を大きく変容させる点にある。

ルネッサンス期以降の精神的な「革命」で、神や教会が決める世界から、理性に基づいて個人が決める世界へと大きく展開しました。ともすると、かつて人間が神や教会の導きに従ったように意思決定の主体をAIに明け渡し、再び受動的存在になるかもしれない、ということです。

チャットGPTは大規模なデータセットでトレーニングされ、新しい情報に基づいて定期的に更新されます。これにより、ユーザーのニーズに合わせたより正確で最新の情報を提供することが可能です。しかし、将来の予測までは不可能で、それまでのデータを活用してあくまでも人間が予測しなくてはならない。いずれにしろ、チャットGPTの解答を鵜吞みにするのではなく疑問をもって確認することが上手な活用方法である。


棋士の藤井聡太のようにAIを超える頭脳の持ち主はまだまだ稀少で、AIの答えを参照し、あくまでも自分の頭で考え、自分の言葉で表現する習慣を身につけることが肝心です。どんなに技術が進歩しても人々の幸せにつながらないモノは意味がない。しかし、それは人間のほうが進歩していないからなのか・・・。私たちは今、時代の大きな曲がり角にいるようだ。


代表取締役 加藤慶昭(2023年6月13日記す)