自分らしく在ると世界が広がる
こんにちは、みっちです。
最近、ふとしたことで知った番組、
「ル・ポールのドラァグ・レース」にハマっています。
大好きな番組のことなので、ベタ褒め状態です。不快な方は、華麗にスルーしてください。
オーディションを勝ち抜き、全米からやって来たドラァグクィーン達が、与えられたテーマに沿ってドレスを作成したり、口パクで歌を歌ってパフォーマンスしたり、ミュージカルを披露したり…と、とにかく、とことん自己表現を追求していく内容です。
ドラァグクィーン界のカリスマと言われるル・ポールと、歌手や女優、プロデューサーなどの華やかなゲストが審査員。
レディ・ガガが審査員として登場したこともありました。豪華✨
彼らの辛口批評も面白いのですが、
評価の焦点はいつも、
「その人らしさが表現されているか?」
パフォーマンスは素晴らしいけど、彼女らしさが消えてた、とか、
もっと堂々とすれば、更に良くなる、とか、
自信に満ちて神々しかった、とか、
より良くなるには、どうすればいいか?を主軸に評価がなされ、勝者が決められていきます。
番組への試聴者からの投票で、支持率が変動するのも見どころ。
どんなに試聴者からの支持が低くても、パフォーマンスの素晴らしさや、その人らしさが開かれていれば、勝ち抜いていく。
アメリカらしい番組だなぁ、と思います。
私が個人的に気に入っているのは、敗者の発表時。
オーディション番組にありがちな「ありがとう。またね」という、そそくさとした感じではなく、堂々としていて、思いやりがあるなぁと感じます。
その人の良いところ、素晴らしかった点について伝えた後、司会であり審査員長であるル・ポールは必ず、「胸を張って去りなさい」と言います。
これまでの善戦を讃え、
その人の人格を讃え、
番組を去った後のその人の人生をも讃え、
決して敗者のまま立ち去らさせない、優しい配慮があるように感じます。
グランドフィナーレでは、上位4位までのクイーン達が、最終審査に挑むのですが、ド派手な会場内に、出場者の家族、恋人などの親しい人達や、ファン達、ドラァグクイーン達が集まり、お祭り状態🎶
本当に楽しそう✨
壇上には、初回登場時とは別人のような、洗練されたクィーン達がいて、その変容ぶりに目が釘付けになります。
ル・ポールから、「あなたにとって、優勝ってどんな意味?」と問われて、堂々と答えるクィーン達。
誰も、自分の答えに対して、躊躇してない。
それが当然だと、決してブレない。
内側から自信という光が溢れていて、神秘的ですらある。
「自分を生きている」からなんだなぁ…と、感動します。
グランドフィナーレで最終審査が行われ、優勝者が決まり、王冠と錫杖が与えられて、番組は終わります。
終わる際の決め台詞、
「自分を愛せない人が、どうして人を愛せるの?」
に、毎回、
うわーーー!!!!!
これだよーーー!!!!!
これ、私も伝えたいよーーー!!!!!
となります。
華やかで強気で、自由奔放に見えるドラァグクィーン達が抱えているもの、向き合っているもの、すべて、最後のこの一言で救われている感じがします。
自分らしく生きる。
それが、どんな道でも。
他人に何を言われても。
だって、自分を愛しているから。
自分らしく在れば、
理解を示してくれる人がいる。
心を開いてくれる人がいる。
愛してくれる人がいる。
そうして、世界が広がっていく。
すべては、まず自分を愛することから。
あなたにも出来る。
だから、やってみて。
私は、この番組から、
そんなメッセージを受け取っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。