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制御3

2018.07.09 22:29

誤作動を起こしている足は、実は股関節を屈曲できない状態が居ついた時に起こります。

足を前に出した時に床から浮かす動作は股関節が、ほんの僅かに屈曲しなければできません。

前に伸ばした時は股関節を僅かに伸展して緩め、後に曲げた時は僅かに屈曲しなければなりません。


しかし、足の裏が床より1センチ下にあると思い込んでいるので、1センチ上げるということは2センチあげなければならない。

だから股関節屈曲をしないで伸ばしてこようとするので床を押しつけて足の裏が引っかかるのです。

坐位で股関節を2センチ屈曲するのは普通でも結構大変です。

股関節90度屈曲位から2センチ更に股関節を屈曲しようと思うと腰椎や仙骨を後方に引かなければ上げられません。

腰や臀部、股関節の筋肉が正常に働いていなければできません。

ましてや腰痛で来られたのでできるはずがありません。


通常の状態では自分が思っているより股関節伸展位にあると言えるかもわかりません。

それが床下1センチに脳が認識している理由かもわかりません。

まあそれだけじゃ~ないんですが、そんな感じです。

本人はこれで痛みがなくなって喜んで帰っていきました。


もちろん、手足の先に数カ所鍼をあてただけです。

殆ど刺してもないので、あてる程度と言っても良いでしょう。

テストで説明のために時間をかけますが刺激している時間は全ての刺激で1分以内ですね。

それでも動画のような変化が起こります。

どこに刺激をしたかより何を狙ったかによって効果は全く違います。

それがとても重要なのです。