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【コラム】肝臓を労る

2023.06.22 05:04

トリートメントを受けていただくと、ほとんどの方に「肝経/胆経」に滞りや弱まりが見られます。


「え、肝臓?わたし、お酒は飲まないんですけど」


と仰られる方もおられますが、肝臓に影響を与えるのはなにもアルコールの摂取だけではありません。

現代人の生活の中には、本当にたくさんのものが潜んでいます。


まず肝臓の役割ですが、この大きな臓器は身体に入ってくるありとあらゆるものを代謝し、解毒します。

脂肪の乳化・タンパク質の分解に必要な胆汁を作る役割もあり、会社でいうところのとても忙しい部署です。

先にあったようなアルコールはもちろん、薬剤や食べたもの、飲んだものを濾過し、要らないものは排出出来るように、また、ちゃんと使える栄養素を吸収できるようにしてくれるのですね(入ってきたものはそのまま栄養素として使えるものではありません)。


忙しい!

ただでさえこんなにも忙しいのに、現代人の生活は肝臓に優しくありません。

いくつか例を挙げてみると、


① 日常的に触れる機会の多いものに含まれる化学物質

近年、問題視されている「香害」。

香水、柔軟剤、シャンプー、化粧品など挙げればキリがありません。

石油由来のものが多いこれらは鼻や口からだけでなく経皮吸収もあり、入ってくる機会が多い分、日々の生活で完全に回避するのはなかなか難しいものです。

慢性の頭痛、気分が悪くなる、咳や鼻水が出るといったものが症状として現れることがあります。他のアレルギー症状と同様に、突然症状が出る方もいます。

子供に多いように思えるのは、成長途中の肝臓に負荷がかかりすぎているのではとされています。解毒や濾過が追いついていないから、目に見える症状として出ているのだと思います。

そして、この目には見えないけれども入ってくるものの解毒は、肝臓が担っています。

つまり、肝臓は毎日なにかしらの影響は受けていることになります。


② 調理器具

フッ素樹脂加工されたものは、加熱すると有害物質が放出されるとされています。

この有害物質は、わたしがフォローしているmedical mediumによるとタバコを吸っている方がまだマシ!というほどのものです。

気管支や肺への影響があるとされているため、最近ではセラミックコーティングのものなどが人体や環境保護のために注目されています。

これも目に見えないものですが、大きな影響を与えています。


③ 目(第6チャクラ)の使いすぎ

ほとんどの人にとって必要不可欠なスマートフォンやパソコン、タブレット。

視覚から情報を得る我々は、日々、目を酷使しています。

東洋医学において、目と肝臓はとても深い関わりのあるのですが、とにかく使い倒している現代人。関わりが深い分、肝臓への影響も大きいです。

また、目の間あたりには「第6チャクラ」という氣の太い通り道がありますが、目を酷使しているからか、このあたりのエネルギーが滞ってパンパンになっている方が多いです。

生活するにあたり、頭から拳ひとつ分上のあたり(第7チャクラ)に意識を向ける時間を作ることが、目を労ることにも繋がります。

また、全身のエネルギーの巡りをよくすることはその他の場所や臓器にもいい影響を及ぼします。

これは機会があればまたお話したいトピックでもあります。


肝臓は我々の身体を正常に保つために必要不可欠な大きなフィルターです。

しかし、様々なものによってそのフィルターは目が詰まり、上手に濾過できないようになってしまっています。

アルコール類を飲まなくても、肝臓が弱まる理由はたくさんあるのです。


濾過がうまく出来なくなっていると、どうなるでしょうか?


不純物を多く含んだ血液が身体中を巡り、他の臓器にも運ばれて、運用され、身体の中は徐々に蝕まれていきます。

ちょっとずつだから、なかなか気づけません。でも、確実に蓄積はされていくのです。


入ってくる分はなるべく減らしていくとして、完全に断つことは容易ではありません。だってエレベーターの中に芳香剤置いてあったりするし。

それなら、肝臓のケアに徹するべし。


その第一歩としては、まず目を休める時間を意識して作ること。

無意識ではなく有意識で、明確にその時間を作ることが大切です。

濡れタオルをチンして目にのせるのでもいいし、目を瞑る5分を作ってもいい。

ラベンダーの精油を使うのも、オススメです(嗅ぐだけでも◯)


もうひとつは、

「臓器がすぐに使える水分をたっぷり補給すること」

これは、とても重要なことです。

普通の水は、摂取してからすぐに臓器たちが使えるものではありません。

使える水分にするためには、臓器が一度働く必要があります。

この一回をおやすみさせてあげることは、日々積み重ねると大きな働きになってきます。水に広がる波紋と同じです。


臓器がすぐに使える水分、としてオススメなのは「レモン水」と「ココナッツウォーター」です。

朝イチに飲むことで、私たちが寝ている間にたくさん働いてくれた肝臓のサポートをすることが出来ます。

解毒されて要らなくなったものをスムーズに排出するために水分は必須です。

475mlってまあまあ多いやん!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、不思議とレモン水はこれくらいスーッと飲めてしまいます。

日々ストレスの多い方や水分不足の方、外食の多い方はぜひ取り入れてみてください。

下記にレモン水のレシピをご紹介しておきます。


レモン水

・475mlの水

・レモン半分の搾り汁


なくてもいいですが、エネルギーも補給したい場合は生ハチミツ、すりおろした生姜を入れてもいいです。

ちなみにフレッシュな、切り立てのレモンを搾ってお使いください。


なお、ココナッツウォーターでオススメなのは業務用スーパーで売っている1L紙パックのもの(300円くらい)。

量も摂れるし、味も飲みやすいです(ココナッツウォーター大好き人間より)。

これからの暑い時期は特に、眠っている間に汗を掻いているのでたっぷり摂りたいところです。


思い立ち、コラムとして書いてみました。

日々のお役に立てていただけたら嬉しいです☺︎


Holistic salon geek geek/Megumi Inaga