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断水と平成の大水①

2018.07.08 12:17

6/28北木島から小飛島にかけての水道管に破損が生じました。


そこで早速、送水状態で復旧に臨むも、7/2時点では漏水が一分あたり50リューベ(50立方メートル)とのことで、これは笠岡諸島の水道管における供給量と同等らしく、さすがに止めようと言うことで、急遽断水となりました。


そしてダイバーの確保が難しく、復旧は7/4から行われることに。


昨年の5月に起こった水道管破損事故の記憶がよみがえります。


今回の破損箇所は海底27メートル、更に海底から1メートルのところに埋まっている水道管です。おまけに台風が迫っているので、いつ作業が終了するかも予想できない状況の中、行政と地元で話し合いの場が設けられました。

いつも迅速に対応して下さる笠岡市長をはじめとした市の担当職員の方々。


状況確認と、住民のニーズの確認です。島に残った僕たちの困りごと、

それは「洗濯」です。今はほぼ全自動式で、一度の水の使用料は約100リットル。

島にある水道タンクの貯水率は満水時70㌧この時点で既に70パーセントは消費されていただろう状況の中、僕たちは風呂と洗濯を控えていました。飲料水と生活用水は、臨時の給水車からもらえるとして、風呂も我慢しながら体を拭いて、となるとやはり衛生面を考えたら「洗濯」なんですね。

しかし全自動だと水量のセンサーが反応するため、スムーズな洗濯が出来ない。そこで島のオッチャンたちが提案したのは「二槽式洗濯機」皆さんご存じでしょうか?洗いゾーンと脱水ゾーンに分かれた洗濯機。

これなら水をアナログで調整できるので、節水しながら洗濯できる。そしてこれは僕の経験上なのですが、二槽式の方が汚れが良く落ちます。

市長が来られた翌日、早速とどきました!ありがたい!


しかし、、もう一つの心配事が。

洗濯どころの話しじゃないんちゃうか、と島の漁師さんやオッチャンたちが雨雲をみながら言い出します。


②に続く。