情報の整理と取り扱い方。
6年は、速さとグラフの
最難関の問題に挑みます。
夏休みからは、比が
入ってくるのでより
取り組みやすくなります。
つまり、今の時期が一番
具体的な理解を求められる
難しい時期なのだと
思っていいです。
グラフを見た時に、
グラフの各箇所が表す
意味を具体化したり、
数値を書き込んだりしながら、
目の前にある情報を
整理して、計算してゆきますが、
そもそも、数値の書き込みが甘く、
途中で、情報の扱い方が
分からなくなって手詰まりを
起こしている子もしばしばいます。
「まずは、真似して色々
分かる情報を書き込んでゆかないと、
こうすれば解ける、とかいう
問題を解いているのではないから。
ある情報から、分かることを
考えて計算してゆくゴリ押しの
力を育ててるんだよ。
今わかっていることは何か?
というところからしか
思考は始まらない。」
書かない人、というのは、
特に頑固なタイプに多い。
自分はそんなことしなくてもわかる、
とかいう謎に自信を持ちながらも、
分からないのは仕方ないと思っている、
そんな、矛盾した感覚を持って
学んでいる子にすこぶる多い。
まあそれが原因で
結果が悪くて、という経験を経て、
自分で反省したり、
逆に絶対頼らずに解決するのだ、と
強く思って研究する、
ということが必要で、
そのいずれでもなく、
何も感じずに日々を流してゆくというのは
一番無駄なことです。
まあ、どっちにしても、
解決は図らなければ
それは分からないままであり、
それがプライドに障るようなら
本気出すしかないですから。
いずれ、無感症の子は
成績は伸び悩みます。
絶対なんとかしないと、と
思っている子の方が伸びるのは
必然なのです。
今の成績はあてになりません。
小学生の時のパフォーマンスが
大学入試に結びついたり、
将来の業績に結びつくことは
ほとんどありません。
熱量なのです。
目の前のやるべきことに、
どう向き合い、どう解決したか。
それが、いつも人間の核の部分を
作っている本質なのです。