危険と保険
2018/7/16
危険
日本は一体どれほど安全な国だろうか?
国別に平和の状態をランキングしたリスト(2018 GLOBAL PEACE INDEX)を調べてみた。
日本は10位、スペインが30位、フランスが61位となっている。
ただ、日本は「非常に高い」、スペインとフランスは「高い」と言うレベルで、順位ほどの大差は無い。
巡礼出発前には、定番の「外務省海外安全ページ」で最新の現地情報を確認して、「たびレジ」にも登録した。
また、4月に沖縄で麻疹(はしか)が流行っていたのと、「厚生労働省 海外感染症情報」でもヨーロッパでも同様に流行っているとの事だったので、急遽出発前にワクチンを打った。
現地の危険度は、昼間、人があちこちで歩いている時は何も感じない。
一方、シエスタで街が静まっている中の散歩は、少し注意しながら歩く。
朝早い時間はまだ暗い。そんな街の一人歩きは、ついつい速足になった。
落書きやゴミ散乱、廃屋があれば引き返す。
街の人がいない所は行かない。
迷路のような細い路地には入らない。
などなどと注意しながら街歩きを楽しむ。
海外旅行保険
今回は、損害保険会社の海外旅行保険に加入した。
出発前に巡礼を中止せざるを得ない時の費用補償と、病気や怪我で旅行を中断して帰国する費用を補償してもらう事が、保険契約の主な目的だ。
クレジットカード付帯保険
クレジットカードの付帯保険も活用するつもりで、カードでも巡礼費用の支払いをした。
二つを比べて見ると、クレカ付帯保険にはセットされてない項目がいくつかある。
ただし、主要な部分だけ見れば相当の補償があるので損保の保険は不要だと思う人もあるだろう。
自動附帯
巡礼時に携行したカードは、カードBとカードCだ。
帰国後よくよく調べると、カードCは、海外旅行保険は付帯されていなかった。
カードBのクレカ付帯保険には、二つの条件が付けられていた。
「自動付帯」と「利用条件を満たした場合」があるのは知っていたが、その内容は熟知していなかった。
「自動附帯」は、カード利用の有無にかかわらず補償適用となる保険金額。
「利用条件を満たした場合」は、利用条件を満たした場合に、自動付帯の保険金額に上乗せされる。
利用条件を満たした場合
「利用条件を満たした場合」の条件は、以下のうち、どれかの費用をカードで支払う必要があった。
(1)日本出発前に航空機・電車・船舶・バス・タクシーといった公共交通乗用具の利用料金
(2)宿泊を伴う募集型企画旅行の旅行代金
(3)出国後、公共交通乗用具の料金
また、(3)の場合は、はじめて当該カードで支払った以降から補償適用となる条件だ。
さらに、航空券発券手数料、空港税、マイカーに関わる費用の支払い及びマイレージ交換による航空券取得、プリペイドカードによる支払いは利用条件の対象外となる。
例えば、マイカーで空港まで行った時のガソリン代、高速道路料金、駐車料金をカードで支払っても対象外になる。
旅行期間
旅行期間は、自宅を出発してから自宅に帰着するまでの間で、かつ日本出国前日の午前0時から日本入国日翌日の午後12時(24時)までの間だ。
この条件は、それほど厳しくない。
私の場合
今回のカードでの支払は、
・カードA 航空券(国内乗り継ぎあり)
・カードB パリの空港〜市内、ナヘラ〜マドリードの高速バス、フランスやスペインの宿
・カードC 使っていない
カードAは、利用条件を満たした場合だから特に考えることはない。
問題は、カードBの利用条件を満たした場合だ。
条件(1)は、該当する支払い無し。
条件(2)は、Booking.comを利用したが、旅行プロダクト利用規約を読んでも募集型企画旅行との記述がない。
条件(3)は、パリの空港〜市内のバスなど全てが該当する。
そう、条件(3)のみが該当して、空港のバスに乗るために支払った時から補償対象になったようだ。
次回は、条件(1)で適用となるように準備しようと思う。
参考までに、クレカ付帯保険と損保の海外旅行保険が重複した部分はと言うと、死亡保険金・後遺障害保険金は両方の保険から支払われる。
その他の保険金は、合計の保険金額を限度に、実際の損害額をそのいずれか一方または両方から支払われるようだ。
今回、カード会社によって、こんなにも違うと言うことがわかって、とても勉強になった。
お守り
ちなみに「お守り」は持って行っていないし、必要ない。
日々の巡礼で、毎日教会によってお祈りするのだから。
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