joujou 最初の一歩
みなさまこんにちは!
ヴァイオリンの土屋杏子です。
今日はjoujouが始まったときのことを思い返して。
joujouの3人は、2014年の同じ時期に
東京交響楽団に入団し
いつも一緒にオーケストラの中で演奏していたのですが
3人で、トリオとして一緒に演奏することになったのは
2021年7月11日に行われた
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館のロビーコンサートへの出演がきっかけでした。
私はそれまで
打楽器&ハープ&ヴァイオリン、
という組み合わせの室内楽を
想像したことすらなかったのですが
打楽器の淳美さんがこのアンサンブルを発案してくださって
そのアイディアを聞いた瞬間に
「あ、これは絶対に素敵なアンサンブルになるな」
と頭の中に音とイメージが湧いたのを
鮮明に覚えています。
アンサンブルのイメージは一気に出来上がったものの
弦楽四重奏や、ピアノトリオ、のような
定型の室内楽編成ではないため
私たちの楽器の組み合わせのための楽譜は
1つも出版されていないのです。
そこで、自分たちの手で楽譜を作る作業が始まります。
基本的にはオーケストラ作品を
この3人の楽器で演奏できるように編曲する、
という方針で始まり
東響のリハーサルの合間などにちょこちょこ話しながら
どんな曲がこの楽器の組み合わせに合うか、
音色やキャラクターがマッチするものを提案しあって
「この曲のキラキラ感はぜったいに合う!いける!」
とか
「この曲の、この部分にグロッケンを入れたらぜったいにかわいい!」
などなど
思いつく度にわくわくしながら話して
曲を選び、編曲をして、
演奏の練習が始まるまでの道のりも
ずっと楽しんでいました。
練習のときには、編曲の調整もしつつ
私と梨乃ちゃんも、普段触れない打楽器を触らせてもらったりと遊びながら、
後に実際に打楽器を本番でも担当することになったりも。
(打楽器はとても発見が多くて楽しい!)
そして、ようやくお客様に聴いていただけた日は
とても嬉しかった。
前のブログで梨乃ちゃんも書いてくれていますが
新潟のお客様は本当にいつもあたたかく迎えてくれて
その空気感も相まって、私の中で最高の思い出の一つとなっています。
もっともっとこの公演のことでお話ししたいことが
山ほどあるのですが・・・!
(全ての瞬間が宝物すぎて溢れています)
今日はこの辺で。
今後も少しずつ情報やブログを更新して参ります。
またこのホームページを覗いていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。