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キャンピングカーで日本一周

7月7日 札幌の街を散策

2018.07.08 20:42

今日は、大学時代をこの地で過ごしたYが友人知人との再会で飛び回るという事で、Kは一人気ままに街をブラつくことに。


札幌や小樽といった都会には、道の駅というものが存在しない。


そこで今回は24時間600円という格安パーキングを見つけて、宿営地とさせていただきました。


勿論、普通の駐車と同じような状態を保ち、音も立てず、火も起こさず、周辺住民の皆様に不快な思いをさせたり、ご迷惑をお掛けしたりしないという事必須です。



こうして北海道大学側の一等地に、快適な宿営地を確保したKY夫婦は、それぞれの目的地へと向かったのでありました。


まずは、真っ直ぐ北大に沿って駅へ。


地図で見ると近そうなのに、歩けど歩けど目的地に辿りつけないという所は、以前北京でも経験済み。


地図上で見る道路の碁盤の目の一区画が〝なまら”(北海道方言で「とても」の意味)デカイ‼︎


トボトボと歩く事30分弱、ようやく駅北口へ。



途中のビルの中に、こんな胸像が見えたので、惹かれて覗き込むと、 


なんとそれは、石川啄木センセイでありました。


啄木さん、北7条西4丁目のこの地に、たった2週間滞在しただけで像が建つなんて、思ってもみなかった事でしょう。


でも、像に添えられいた碑を見て、改めて納得。


啄木さん、本当に言葉の綴り方が上手い‼︎



曰く、「札幌は眞(まこと)に美しき北の都なり。初めて見たる我が喜びは何にか例えむ。アカシヤの並木を騒がせ、ポプラの葉を裏返して吹く風の冷たさ。札幌は秋風の国なり、木立の市(まち)なり。おほらかに静かにして人の香よりは樹の香こそ勝りたれ。大なる田舎町なり、しめやかなる恋の多くありさうなる郷(さと)なり、詩人の住むべき都会なり。」

《石川啄木「秋風記」》


しみじみと、一節一節が心に沁みますね。


詩人の書く文章は本当に美しい。



感動を胸に、さらに足を進めると、駅北口ロータリーが現れます。


そこから駅舎に入り、中を通り抜けると、いきなり観光地っぽい雰囲気に包まれ始めます。


そこで、まず、最初に向かったのは「時計台」


時計台と言われて思い出すのは、昭和世代のバブル期の人間なら一度は歌った、もとい、オジさんらにカラオケでデュエットを強要された「恋の街札幌」でしょう。


時計台前の表示があるバス停を見つけ、ワクワクしながら足を進めると、



あらあら、今、まさに休館期間。10月までって、夏の観光客は見捨てたんですね⁈ 


仕方がないので、工事の案内看板を写真に収めてまいりました。


これから北海道観光を予定されている昭和歌謡愛好家の皆様、ガッカリなさらぬように。


10月までは休館ですよ!



そして、さらに南下して行くと、見えて来ました大通り公園。


傍らにはタワーがあったりして、ここはパリか?というような佇まい。


札幌は外国人の方にも、馴染みやすい街であるのかもしれません。


実際に、この辺りでは、観光客以外にも、現地にお住まいのような風情でベビーカーを押しながら散歩している外国人ファミリーの姿を大勢見かけました。



Kは、その後「すすきの 狸小路」にある女性専用スパで汗を流して、元来た道を辿り、宿営地へと戻っていったのでありました。


1時に宿営地を後にし、戻ったのが8時半。


買い物や、食事、バスタイムを除くと、実に5時間歩きっぱなし。


久々に良い運動となりました。(K)