祝福されたブラーフマナの妻たち(3):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第303話
2018.07.08 23:11
クリシュナの肌の色は青黒く、
衣装は黄金色でした。
孔雀の羽、色粉、春の花の蕾、
森の花と葉でできた花輪を首にかけていて、
その風貌は、
心に残る踊り手のようでした。
クリシュナは片手を
ひとりの友達の肩に置き、
もう一方の手に蓮華を持ちくるくる回していました。
クリシュナの髪の毛は、
頬までかかり、
彼の蓮華のような御顔は微笑んでいました。
...王よ、。
長い間、
これらのブラーフマナの女性たちは、
愛するクリシュナについて聞いていました。
クリシュナの栄光は、
いつも耳を飾る装飾品でした。
実際、彼女たちの心は、
いつもクリシュナへの思いでいっぱいでした。
細めた目を通して、彼女たちは、
その場で
クリシュナをハートの中に入れ、
長い間、抱きしめるのでした。
このようにして、彼女たちは、
クリシュナから離れる痛みを
放棄しました。
それは、あたかも、聖者たちが、
内的な意識を抱きしめて、
偽の自我を放棄するのと同じでした。
主クリシュナは、
すべての生命体の想いを知るので、
彼女たちが世俗的な希望を捨てて、
ただクリシュナに会いにやって来たことが
わかりました。
それで、クリシュナは、
微笑みながら、
次のように彼女たちに言いました。
…つづく
(10巻23章22-24節)