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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission 8-④

2018.08.14 12:35

臣…




あんなに楽しそうな顔して…






病室へ続く廊下をゆっくり歩きながら、

隆二は心の声を聞いていた。






いつだっけか?




恭介と出会う前だ。




臣の熱愛報道があって…





相手の女性とのツーショット写真がネット上に拡散した。




臣とはオーディションの時からずっと一緒にいて、




あいつのことは何でも理解しているつもりでいた。




付き合ってる女性がいたなんて…




そんな気配も見せないから、記事を目にした時は信じていなかった。




こんなのでっち上げだ。




どうせ大勢で飲みに行った帰りにたまたま撮られたんだろ。




異性が相手の仕事だ。




ファンがあっての俺たちなんだ。




私生活はくれぐれも気をつけなきゃいけないって、お互いにいつも確認しあってた。




『恋人ができたら、真っ先にお前に報告するよ』




そう約束してくれた。




スクープが公になって初めての飯会。




臣はみんなの前で、スクープの女性は交際中の彼女だと認めた。




…なぜ、先に俺に言ってくれないの?




心にぽっかり穴があいた…




釈然としないまま酒を煽り、みんなと別れ

一人で帰った。




その日の夜の出来事だった。





to be continued…