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Evidence Based Physical Therapy - 理学療法士 倉形裕史のページ

友人にもらった質問その2: 原動力は何ですか?②

2018.07.10 20:11

おはようございます。夢のまち訪問看護リハビリステーション 都賀の理学療法士の倉形です。

前回の続きです。原動力として、下記の様に層に分けました。


1. 『ワクワクすることをしたい』という気持ち
 具体的に書くと、

  ①キャリアゴールに近づくためのアクションをとること

  ②好奇心を満たすこと

    a.自分はどこまで出来るんだろう?

    b.知的好奇心


2. 自分の人生を使って実験したいことがある
    

今日は、②好奇心を満たすことに関して書きます。

a.自分はどこまで出来るんだろう?

  自分が頑張って、適切なサービスを使えばどこまで出来るのか?というのを知りたいです。
養成校時代、全く優秀な学生ではなく、英語も出来ない。という所からスタートしました。
海外の大学や大学院では、GPAというスコアを選考に使います。優:4、良:3、可:2、不可:1といった具合に各教科の成績を数値化して、その平均を出します。4.0が満点(オール優)です。一般的に大学院に進学するにはGPAが最低3.0以上ないといけないと言われています。それこそ、ハーバードみたいなトップスクールでは4.0なんていうのがザラにいます。私は2.6でした。。。割とひどい成績です。
(北里大学の先生方、フットサルと飲みに情熱のほとんどを費やしてしまい、申し訳ありませんでしたm(__)m)
でも、適切なサービスを使ったこと、UCLで学んだリハ専門職が少ない(もしかしたら初?)であることで、条件付き合格を貰う所までは来れました。UCLのワールドランキング(10位前後)を考えると、本来であればこの成績ではちょっとお話にならないかもしれません。しかし、欧米の大学院は多様性を歓迎してくれます(教室の中に世界のミニチュアを作るなんていいます)ので、興味を持ってくれたのかもしれません(特にUCLは、ロンドンの大学ではじめてあらゆる人種や宗教の生徒の受け入れたり、女性にも門を開いたりと多様性を重視した校風なのでよかったのかも)。

このチャレンジがどういう形で終わるのかはまだわかりませんが、現時点での自分の限界を知れると思うので楽しみです。



b.知的好奇心

 自分なりにエビデンスドベースドリハビリテーションの手法を勉強したり、実践してきました。ただ、ずっと『この方法であってるのかな〜?』という感覚は拭えなかったんです。しかし、周りの同僚にも、知り合いにもエビデンスをいかに患者や利用者に適応させるか?ということに詳しい人がいなくて、あまり話し合う機会がなかったんです。


これは、今までの同僚の皆さんがダメだったわけでは全くないです。むしろ、超優秀な人もいて今でも尊敬している人もいます。ただ、EBPT(EBM)に関しては、養成校でも現職者講習会でも習わないので、身につけるための方法が確立されていないし、身に付けたやり方が正しいのかも調べようがないんです。

 大学院でも研究に関しては勉強しますし、論文の読み方は習います。でも、それはあくまで自分の研究テーマに関することで、研究をどのようにリハビリ現場に応用するか?は習わなかった気がします。
友人で国立大学の博士課程で勉強しているOTがいるので聞いてみましたが、博士課程でも習っていないようでした。そもそも、大学院は研究する所であり、エビデンスをリハビリにいかに応用するかを勉強する所ではないので当然なのですが。。。



 PT協会の強い意向、保険制度の関係もあり、イギリスやアメリカなどの国では、EBPTが養成校から教育されていると聞いています。なので、世界各国から人が集まる場に身を置いて、自分の考え方がどの位ワールドスタンダードに近いか、違うならば、何が違うか?ディスカッションしてこようと思いました。

すみません。あと一回で終わります。


今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 理学療法士 倉形裕史