フランス公演への旅🇫🇷②ストラスブールでの公演
さて、前回は日本からストラスブールに向かうまでの内容を主に書きました。今回はストラスブールでの公演についてです。
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第1回、第2回目の公演はフランスのストラスブールという所で行われました。
1日目はサン・トマ教会という教会で。
日中に教会を見に行きましたが、泊まっているホテルから歩いて10分程の場所にあり、
街の中に溶け込むような暖かさの中に凛とした空気感が漂っていました。
モーツァルトが引いたパイプオルガンがある中に飾ってあり、その教会の音楽的な歴史も感じることもできます。
さて、夕方になれどフランスの空は明るいまま。22時過ぎにやっと暗くなるのです。
そんな明るい夕方にリハーサルが始まり、初めてパイプオルガンと歌が合わさります。
最初はややぎこちないながらも、パイプオルガンの幻想的な音は圧巻です。
そこに負けないハーモニーで私たちが重なり合っていきます。
本番はパイプオルガン以外は全てアカペラという難易度な高い演奏でしたが何とか歌い切る事ができました。
観客も少ないのでそこまで緊張はしなかったのですが、やはり時差ボケもあり集中力を要したものにはなりましたが、少しくらい無いとボヤーっとしてしまうのでしょう。
みんなと歌える楽しさと、教会での響きを楽しみながら歌う事が出来ました。
そして2日目
サンポール教会という1日目よりも大きな教会で行われました。
こちらにもパイプオルガンがあり、1回目と同様にパイプオルガンでの演奏があります。
夜に公演があるため、日中はそれぞれ自由時間を過ごして、、
夕方にリハーサルが始まりました。
教会の作りが変われば音の響き方も変わります。
この教会は新しめの作りで歌を歌う事を考えられて作られているのか、響きが美しくハーモニーが音玉として残ります。
それははじめての体験でした。
またパイプオルガンとの演奏も2回目となり、歌い方も慣れてきました。
またその日がパイプオルガンでの演奏が最後なので悔いなく歌いたい自分もいました。
なので、一瞬一瞬をこぼさないように、でも滑らかにテンポを変えず、必死にメロディを紡いでいくようなイメージでした。
今回もアカペラだったため自分たちが生み出したハーモニーの音霊が歌い終わった後にこちらに広がり向かってくるのです。
それがとても心地よく、美しくも一瞬で消えてしまう芸術作品を作り上げたような気持ちにさえなります。
あの音玉は忘れられない体験です。
歌という表現方法であんなにも芸術的な創造性に富んだ時間という作品が生まれるとは思いませんでした。
驚きと歌への可能性を感じることができた公演でした。
さて、そんなストラスブールでの時間が終わりそろそろパリへと向かいます。