三代目❤夢小説(臣隆編Second)16
2018.07.10 05:15
え?だれだ…?
まさか⁉︎
ベッドから飛び起きて玄関に向かった。
ドアスコープから外を確認しようとすると、カチャっと鍵の開く音がした。
…嘘でしょ?
慌ててドアノブに触れようとすると、
先に勢いよくドアが開いた。
さっき電話を切ったばかりの…
愛しい男の顔が目の前に迫る。
「臣⁉︎」
片手で俺の腰を引き寄せ、唇を奪われた。
なぜ…ここにいるんだ?
アムステルダムのホテルで、バスローブ姿で寛いでたんじゃ?
臣は何も言わず、舌をたっぷりと絡ませて深くて長いキスを続ける。
玄関に突っ立ったまま5分…
やっと解放された。
「臣…どこから電話してたの?」
「ん?空港で乗ったタクシーの中」
「タ…タクシーの中であんなこと言ってたのか?」
「なんか問題ある?」
タクシーの運ちゃん…お察しします。
「そんな事より…」
「ん?」
「食わせろ」
「ん?晩飯食ってないの?」
「ちげーよ」
「さっきの話の流れでわかんだろ?」
「いきなりかよ」
「でなきゃ真っ先にお前ん家こないっしょ?」
「…わかったから、先にうがいしてこい」
「焦らすなよ、俺もう限界なんだから」
おみ…
再会に涙する余裕もなかった。
つづく