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社労士myoumyoう

男女格差の最下位、男女共に脱したいと思っている

2023.06.26 01:32

各国の男女平等度を順位付けした「男女格差(ジェンダーギャップ)報告」で日本は調査対象146カ国中、前々回2019年12月の121位をさらに下回る125位となり、過去最低の順位となったとのこと…


コロナでの日本女性の不利益被りぶりをみれば仕方がないのだが…


先進7カ国では79位のイタリアにも大きく引き離され、東アジア、太平洋地域でも最下位。政治・経済・教育・健康の4分野についての指数であり、政治では138位、経済も123位、女性首相が誕生していないことや、議員・閣僚に占める女性の少なさ、女性管理職の少なさ、収入格差が指摘されている。教育・健康分野ではほぼ平等が達成されているとか。


なんだか、あれだな。育児休業などの制度はEU諸国に負けないくらい整備されているのに、取得がふるわない男性の現状とやらとなんか似てるな…


一方、こういう調査結果も出ている。2023年度版男女共同参画白書では、20~39歳の子を持つ男性の3割近くが、「家事育児の時間を増やしたい」と思っており、これは「減らしたい」の14%を上回っている。同年代の子を持つ女性は3割以上が「家事育児を減らしたい」と考えており、「増やしたい」の14%を上回っている。「仕事の時間を減らしたい」のは男性も女性も3割程度で、「家族との時間を増やしたい」は男女ともに4割を超えている。


意識的には男女ともに、従来の固定的な役割分担を脱したいと考えているが、それが実現できないでいる、といったところだろうか。何かを変える時に、意識改革が先か、制度改革が先か、よく議論されるところだが、どっちが先というものではない。意識が変わるのを待っていたら制度は変えられないし、制度はうまく変えていかないと、制度は整ったのだが~ということになる。


合意形成、まさに政治の領域である。そんなの関係ないもーん!と言っていたら、数年後に最下位に落ちる。