6/11 『ボローニャフィル定期演奏会』(イタリア)
6月11日、ボローニャフィルハーモニー管弦楽団のシーズン終わりの定期演奏会に第1ヴァイオリンTutti奏者として出演いたしました。
ロッシーニ没後150年、全ロッシーニプログラムの演奏会です。
指揮:吉田裕史氏 / クラリネット:Alessandro Falco氏
演奏:ボローニャフィルハーモニー管弦楽団
プログラム(全ロッシーニ)
*La gazza ladra
*La scala di seta
Variazioni per clarinetto
*Il barbiere di Siviglia
*Semiramide
*L'italiana in Algeri
*Matilde di Shabran
*Guillaume Tell
*印は全て序曲です。
ボローニャフィルはロッシーニの伝統的な演奏スタイルを持っています。
そんな彼らに尊敬の念をお持ちなのがよく伝わってくるマエストロ吉田氏の指揮の元、これだけの数のロッシーニの序曲を演奏するプログラム!
楽譜には書かれていない溜め、遊び、リズムの取り方、フレージングなど様々な表現を随所に散りばめた生きた音楽。昨年の来日公演で初めて共演した際には驚きました。
今回はそうそう、と思いつつもこれだけ序曲が並ぶとさあ大変!
実践と本番という1番贅沢な形で共に演奏する時間をいただけた事、偶然ではありますが記念イヤーの研修留学は幸運でした。
今回はNHK国際班のTVカメラがリハーサルから収録に入りました。
また、研修最後の定演ということで、本番前にボローニャフィルから奨学金とディプロマを授与していただきました。総裁のザニョーニ氏と首席奏者3名立ち会いのもと、授与式にもNHKの収録が入りました。
5月、6月の研修中、常に学びたいという気持ちを大切に尊重し応援してくださった経営、運営陣の皆様、首席奏者並びにオーケストラの皆様、細やかなサポートをしてくださった事務スタッフの皆様に心より御礼を申し上げます。
Yui ONO