福鼎湯包店。文山区の小籠包。
先日、MRT萬芳醫院ちかくの中国科技大学方面に行く用事があった。
用事が終わって駅に向かう途中、何やらお客さんがいっぱい入ってる小籠包屋の前を通りかかった。ちょうど17時ごろで食事してもいい時間。
これも何かの縁、さっそく入ってみる。
初めての店だから、定番の小籠湯包(小籠包)を注文、と注文票にチェックしたところで、絲瓜蝦仁湯包(ヘチマとエビの小籠包)があることに気が付いた。
台湾のヘチマ、うまいよな~。エビと合わせるのもいいよね~♪
ということで、早速注文変更。つけあわせに、シジミスープも注文。
(写真がブレブレで申し訳ない)
店長と思しき男性が注文を仕切っていたので、テーブルに近づいてきた彼に注文票を渡す。
どんどん蒸してるからだろうか、注文してけっこうすぐに小籠包がやってきた。
ひと籠7個。これで130元。特別すごく安いわけではないかな。包み方は結構フリーな感じ。庶民的っちゃ庶民的。
問題はお味。
いただいてみると、エビとヘチマのうまみで、しっかり味もついてるけど、あっさりしていて、いくらでも食べられそう。おいしい! 合格!!(←何様)
7個しかないのであっという間に完食。
ところで、もう一つのシジミスープがまだ来ない。本当は小籠包が来る前のつまみ的に飲みたかったんだけどな…。
他所のテーブルを観察すると、私より後から入店した人のスープが出されている。
しかも、シジミスープは店頭の大なべに作り置きのが置いてあって、それをよそうだけだから、作ってて遅れているわけでもなさそう。
完全に忘れとるな。
通りかかった店員さんに、「申し訳ないですが、スープがまだなんですが」というと、「彼に言ってください」と、最初に注文を取りに来た店長と思われる男性を指さされた。
(え、今聞いて伝えてくれないの?)という私の心の声が聞こえたのか、この人は店頭に戻った時に店長に一応「あそこの客が呼んでる」とつたえてくれた。
この店長さん、私のところへ来ると、「は? スープがまだ? そう」と言うや、すたすたスープの大鍋に向かうとシジミスープをよそってテーブルに戻ってきた。そして当然のようにそのまま去っていった。
もう台湾で結構慣れたけど、注文忘れてたのに「ごめんなさいね」の一言もないのが心が寒くなる。店員も、店長も、どっちも。一言だけでも添えてくれたらもうちょっと気分良くいただけるんだけど。(街中で知り合う台湾人は人懐こい人が多いのに、なぜサービス業はこういうところが少なくないのだろう。謎)
シジミスープ自体は、まあまあのお味だった。まあ、出来立てじゃないしね。しっかり大きめのシジミが入ってて体にはよさそうだった。
でも、小籠包も食べ終わって、これだけ飲むのもけっこうしんどかった。
たぶん、さっきの対応に感じた気分も影響してるかもしれない。
結論としては、小籠包はとてもおいしいと思うけど、店長がいまいち心を寒くさせてくれたので、私はもう次来ることはないかな。(本当は良い人かもしれないけど、サービス業は一期一会ですから…)
けれど、近所にたまたま用事があって、ちょうど小籠包が食べたかった人は、入ってみてもいいと思う。
おいしいのに、もったいない。そんな感じのお店だった。
福鼎湯包店
住所:台北市文山區興隆路三段112巷2弄13號