三代目❤夢小説(臣隆編Second)17
2018.07.10 23:00
「ちょっと待って、靴脱ぐから」
「臣、トランクは?」
「宅急便で明日俺ん家に届く」
相変わらず…
ほとんど手ぶら状態で帰ってきた。
靴を脱いでスリッパに履き替えた臣は俺の正面に立ち、両手を広げて言った。
「ん、おいで」
その笑顔…
世界で一番好きだ…
たまには逆もありじゃね?
「会いたかったんだろ?臣、来いよ」
「……」
不意をつかれて戸惑ってるのか?
臣は一瞬複雑な表情を浮かべて、俺の胸に飛び込んできた。
俺より上背がある分、丸めた背中に手を回した。
臣と頬が触れているところ、
体が密着しているところ、
全てがあったかい…
抱き枕じゃこうはいかない。
臣は俺を抱きしめたまま、廊下を歩き始めた。
「え?このまま移動すんのかよ?」
「黙ってろ」
「どこ行くの?」
「手洗いとうがい」
「抱き合ったまんま?」
「悪いか?」
「しっかり掴まってろよ」
臣は後ろ向きに進む俺をカバーするように、
尻の下を軽く支えてゆっくり歩きだした。
その状態で手早く手洗いとうがいを済ませた。
俺、邪魔だろ?普通…
しっかりと抱いたまま離してくれない。
それにしてもさっきから気になる部分が…
「臣…何か太ももに当たってる」
「だからさっき言ったろ?俺もう限定だって」
「…俺も」
「素直じゃん」
俺を抱きしめたまま口づけをし、舌を絡ませてきた。
俺も夢中になる…
臣はキスをしながらゆっくりと寝室まで移動した。
つづく