個数の表現。
中学1年生は、数学・英語のテストから。
特に今回は初めて代表作成のテストで生徒たちの計算力を
見ていったのですが、まだ計算が自己流で
ふとしたミスを誘発しやすい書き方で
好きなように解いている姿が散見されます。
好きなように解くのは良いのですが、
それが方法を駆使するのでなく、単なる論理の
飛躍であったとするならば、それはふとした時に
重大なミスを招くこともあります。
それを、人は”凡ミス”と呼びます。
今回の計算問題でミスしたものがあったとしたら、
意図してミスを誘発するように作った問題に
引っかかったということであり、それは凡ミスでなく、
論理の飛躍があったということです。
中1が引っかかりがちなところをチョイスしたので、
しっかり小テストにおいて、ポイントの確認と
様々な計算を演算していくときの途中式のあり方を
見直して欲しいと思います。
さて、本日の授業は主に方程式。
しっかり今日押さえて欲しかったポイントは、
個数の表現方法についてです。
「AはBより3こ多い。」に対して、
Bをxことすると、Aは(x+3)ことなる。
これは、前回同様なのでさほど問題にはなりませんが、
「AとBは合計10こ。」に対して、
Aをxことすると、Bは(10-x)ことなる。
という点を確認しながら進めていきました。
差が定まっている場合の2変数の表現方法については
大体の子がすぐに理解可能なのですが、
合計量が定まっている場合の2変数の表現方法は、
数学に慣れ始めたばかりの子たちには時折
掴みにくい場合もあるようです。
方程式でつまずきましたっていう場合、
それは計算ができなかったか、この2変数の表現で
よく分からなくなってしまったかのいずれかで
あるケースがこれまでも多かった気がします。
夏休みまでじっくり進めていくので、これからずっと
付き合っていく方程式の立て方の基本的な骨格を
しっかりと作り上げて、数学の力を鍛えてゆきましょう。