手首の動き2
昨日の動画で紹介した手首の動きですが、見ていると簡単そうに見えますが、真似してみると意外に難しいというのがわかります。
母指が曲がってしまったり、手首が曲がってしまったりします。 (手の平側に)
しっかり手首と母指が伸びて手の平が広がっていなくてはなりません。
また肘も伸ばしたまま行うことが必要です。
手首を伸ばしただけではなく
母指側に曲げている
肘を曲げるとやりやすくなります。
肘が伸びるとやりにくくなります。
また肩を後にするとやりにくくなります。
この動きだけで手から肘肩の使わない筋肉を使えることができるようになります。
母指は上肢の動きと連動しているということを実感できる動きです。
だから肩や首の緊張もこれだけで調整されることがある訳です。
それに伴った症状も改善します。
例えば腰痛の方で痛みがある方の手をこの動きをしてみてください。
腕が原因ならこれだけでも楽になったりします。
このことからも手と下半身がつながっているというのが普通にわかります。
上半身のウェイトトレーニングをし過ぎた人は母指が曲がって(屈曲側)内側に入ってしまいます(内転位)
この動きが正確にできなかったりします。
人間は曲げる動作はやりやすく、伸ばす動作は行いにくい。
という特長を持っています。
普段の動作で手首を伸ばしながら使うことはあまりありませんよね。
曲げる筋肉を使うことが多いはずです。
日常生活でアンバランスを起こすのはそのためです。
曲げる力を使い過ぎると伸ばす力が衰弱します。
このアンバランスが症状を引き起こします。
肩の痛みがしつこくて治らない時、この動きを丁寧に時々行うだけでも効果がでます。
手全体が重いというような症状の方もこの動きをするだけで手が軽くなったりします。
目が重いとか頭がスッキリしないというような症状の場合もこの動きをすると楽になったりします。