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Atelier S

ルルドの旅

2018.07.10 21:24

高校の時友人が、「私はもう十分だから、そしてこれはあなたに必要だと思うから。」と言って、ルルドの水で清めたロザリオとやらを私にくれた。

それからなんとなく御守りがわりにずっと持っていた。

それから30年近く経った3年前、実家の母の足の手術で実家に半年ほど戻っていた際に、本当に偶然癌が見つかった。

進行性のものとは言え、ひとまず

事なきを得た。


あまりにも偶然が重なって見つかったもので、みんなであの時決まった正社員の仕事を蹴っていなかったら、母の手術のために実家に戻っていなかったら、違う病院に行っていたら…などタラレバ言ってよかったねと言ってくれた。

翌年、交通事故にあった。

助手席に乗っており、助手席側から出てきた車と追突したのだ。

車は対向車線に弾き飛ばされ、衝撃でだいぶ流されて道路のキワで止まった。

対向車が来ていたら確実に死んでただろう。

一時期動けなかったり歩けなかったり一生もうこのままかな…と思った時もあった。


ふと、いつもバッグに入れてあるロザリオを逆さにして出してみたら、ロザリオの先端がパッキリ折れて壊れていて、なぜかイエスが居なくなっていた。

私はミッションスクールを出ているが、信者というわけではない。

ただ、子供の頃から聖人ベルナデッタの話を知っており、いつかルルドに行ってみたいとは思っていた。

しかし、この度重なる事件と壊れたロザリオに、これはルルドに新しいお守りになるロザリオを探しに行かなければならないのではないかと思った。

いつ行くことがあるのかは分からないけれど、機会があったら行ってみようと思っていた。


今回フランスの友人のバカンスについて行くことになり、更に、長いお休みを許可してくれた仕事先

長い休みに調子に乗って、バカンス先近くのボルドーの友人に泊めてくれと頼んだ。

4年前に始めて訪れた際に、次に来たらここに泊まるといいよと言ってもらえていたので、本気にして調子ノリノリで聞いてみたのだ。

快く受け入れてもらい、更には、「どこか行きたいところはない?」と言ってもらえる始末。

もうこれは呼ばれてるな。

「ルルドに行きたい。」

と答えた。

そして私は今、ルルドに居る。


スーベニアショップばかりの店で物色していたものの、ふと横道それたところにあった店が気になり、行ってみるとアンティークショップだという。


ロザリオもいくつかあり、私には、本当にアンティークなのかどうかは分からないけど、ひとまず、スーベニアショップには無さそうなロザリオを入手することができた。


バジリックに行き、水に晒して清める。

取り敢えずは、また、御守りがわりにいて欲しいものだ。