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エキウミ:茅ヶ崎のローカルインタビューメディア

【trust bodyの川西翔太さん】人の役に立つ仕事がしたい。理学療法士から整体院&セミナー講師業へ転身。

2018.07.12 21:00


(前回の記事はこちら→整体院×フィットネスで地域を元気にしたい


――― 前回、もともと理学療法士をされていたというお話を伺いました。そもそも川西さんはなぜその道を選んだのでしょうか。


川西 私自身は大阪の出身なんですが、私の親戚が理学療法士として茅ヶ崎で「アールアンドシー湘南」という介護の会社を経営しているんですね。

私は学生のときから人の役に立つ仕事がやりたくて、最初は教師になりたかったんですが学力がなくて大学にいけなくて(笑)

それならその親戚から話を聞いていた理学療法士になろうと。


――― 人の役に立つ仕事がやりたかったのですね。


川西 はい。それで大阪の急性期病院っていう、急な病気や怪我などで緊急に治療が必要な患者さんを診るところで勤め始めました。


――― 私の理解だと、理学療法士の方は動かなくなった体を動くようにしてくれる人っていうイメージなんですが、合っていますか。


川西 合っています。私がいたところは、術後の寝たきりを一緒に起こして動けるようにするっていう、発症当初からやるところでした。

とても必要な仕事であるということを強調した上で、ただ正直な話をすると、現状の理学療法士の仕事の範疇では思うような結果が出ないこともあるわけです。

本当にやるべきだと自分が思うことができない、期待に応えられないということへの無力感から、仕事への熱意を失いそうになる時期もありました。


――― その勤めていた病院には理学療法士の先輩方もいたと思いますが、みなさん疑問を持たずに黙々と仕事をされていたのですか。


川西 恐らくですが、疑問を持ちながらも仕方なく既定のやり方で働かれていたんだと思います。

私はそのうっぷんを晴らすために同僚の看護師さんたちと夜な夜な遊んだりとか、週3、4日は朝まで飲んで出勤とか、そんな時期もありました。


――― 川西さんにもそんな時期があったのですね。


川西 お酒もタバコも当時はひどくて、当時は80キロくらいありました。


↓大阪で理学療法士をしていた頃の川西さん


――― それが今ではこうして「整体院×フィットネス」ということに挑戦されていて、何か転機があったのでしょうか。


川西 私がまだ腐っていた頃に、ある患者さんを担当したんです。

カイロプラクティックの資格で「ドクターオブカイロプラクティック」という、アメリカでしか取れない資格をお持ちの方が骨折をして来られていたんですね。

その方をたまたま私がリハビリで担当したんですが、私に頼らずとも自分で治療ができちゃうので、私は筋トレのサポートしかできなくて。

悔しかった半面、学びたい気持ちが強くなって、その方から今まで聞いたことない話をいろいろ聞いたんですね。


――― 患者さんから教わったんですね。


川西 はい。そこで暗闇に一筋の光が見えたんです。

そこからいろいろな分野の勉強会に行くようになって、自費治療の分野で勝負をしている先生方からも話を聞いたりして。

そこで学んだことを実践してみるとめちゃくちゃ成果が出て、患者さんからも指名されたりするようになって。


――― 視野が広がり、実力もついたことでやりたいことができるようになったのですね。


川西 はい。そうしているうちに、より手前の予防のところから関わりたいと思うようになり、冒頭にお話しした茅ヶ崎の親戚のところで働き始めました。


――― そこから茅ヶ崎での生活が始まったのですね。


川西 はい。いずれ独立開業するつもりだったので、そこで平日の夜と土日に場所を使わせてもらって、慢性難治症状専門の整体院を開いていました。

親戚の応援なしには実現できなかったことですので、とても感謝しています。


↓茅ヶ崎で働き始めた頃の川西さん


――― ダブルワークとなると、体力的にはかなり辛いですよね。


川西 自分でチラシを作って、朝5時からポスティングして、日中は介護の仕事をして、夜には自分の方の仕事をして、夜中もポスティングをして・・・自分でもよくやったなあと思います(笑)

患者さんの中には何をしても治らないからここに来たという方もいたりして、駆け込み寺のような感じもありました。


――― それは鍛えられますね(笑)


川西 本当にいろいろなことを経験させてもらいました(笑)

その後自分で小さな店舗を構えるようになって、その頃にインフィニティという同業者向けのセミナー事業も始めたことも相まってスタッフも雇えるようになりました。

先ほど、もともと私は教師になりたかったという話をしましたが、それがセミナー業という形で実現できて不思議な感じがします。

まだまだこれからですが、これからも自分の事業を通じて、人の役に立つという気持ちを忘れずに前進していきたいと思います。


(次回に続く→大人たちを元気にすることで、子どもたちを元気にしたい


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【湘南・茅ヶ崎の雄三通りで会えるあの人】trust bodyの川西翔太さん

・第1話 整体院×フィットネスで地域を元気にしたい

・第2話 人の役に立つ仕事がしたい。理学療法士から整体院&セミナー講師業へ転身。

・第3話 大人たちを元気にすることで、子どもたちを元気にしたい




↓trust body(トラストボディ)

住所:茅ヶ崎市東海岸南1-1-3 サザンコートⅩ/駐車場:2台/TEL:0467-53-7702/定休日:日曜 ※土曜日のみ19:00まで/営業時間:9:00~13:00、15:00~20:00/公式サイトFacebook




▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。