ドビュッシー没後100年記念 レクチャーコンサート
広島、二次災害が広がりなかなか厳しい状況で
私もまだ連絡が繋がっていない人がおられる中で
こうしてブログを通常通り更新していくことに戸惑いがありますが、
ご協力できることは微力ながらもさせていただきながら
通常通りやっていこうと思います。
さて先日の日曜日。
レッスン生のコンクール前に前々から楽しみにしていた
こちらのレクチャーコンサートへ。
ご出演は青柳いづみこ先生、高橋悠治先生。
以前から両先生の演奏を直にお聴きしたくて・・
でもなかなか叶わずおりました。
今回お二人の演奏、編曲まで聴けるとあって
一石二鳥^^
一旦本番前日豪雨のため中止だったけど
夜遅く新幹線が動き始めたので移動され予定通りに。
大変な移動だったと思います。
ですが、そんなことを感じない素晴らしいコンサートでした。
青柳先生
「こんなときに という考えもあるけど
こんなときだからこそ という思いで参りました」
とおっしゃっておられました。
さすが青柳先生、ドビュッシーの研究をされておられる大家
そして文筆家でもあられるだけあって
その研ぎ澄まされた感性はもうなんというか
素晴らしい の一言。
御祖父様はフランス文学の翻訳などの大家、青柳瑞穂さま。
文学にせよ、楽譜にせよ、紐解く、読み解いていくような感じは
DNAを感じちゃいます。
トークも演奏も一連のつながりの中で進んでいって
多才、秀才、天才の方はやっぱり違うわって思いましたね。
だけどトークは、硬くなく今どきの若者も親しみを覚えるんじゃないかな。
これまでご本も拝読しているのですが、その才能に
神は二物も三物もお与えになっているんじゃないか??とも 笑
音色も選び抜かれた音色というか・・
高橋悠治先生の演奏も時空を超えたというか
世俗とは懸け離れたそんな世界に誘われていたような・・
オケ版を連弾4手に編曲されていた曲も
青柳先生と高橋先生の呼吸が「あ うん」といったものを感じ
素晴らしいなあ(もっとよい表現がないものか・・)
って感嘆しながら拝聴。
どういう流れでこの曲がかかれた
ドビュッシーが愛娘 シュウシュウに当てた
なんとも愛情深い手紙
シュウシュウが記しているドビュッシー最期のときの状況の朗読。
「子供の領分」に関して知ってはいますが
やはりさらに突き詰められたレクチャーは
とても有意義なものになりました。
本当に可愛くて可愛くて仕方なかったのでしょうね。
ドビュッシーがシュウシュウのピアノの先生に宛てた手紙も
非常に興味深いものでした。
ドビュッシーも大作家の前に子を想う一人の父親。
どの文献にもそのあたりはありますが
さらに人間味を知ることができて、親しみがわきました^^
いろいろ演奏などから刺激を受けたせいか
コンサート終了したら脳みそがヒリヒリ 笑
沢山のご著書、 CDなど出されていますが
一例として下記のご本もオススメ^^
非常にアットホームな中で充実した時間でした。。
P.S.
偶然、同門だった後輩が譜めくり。
かなり久々に会えてこれまた嬉しゅうございました^^
その後、短時間だったけどまたまた偶然カフェで再会。
ユニークないや貴重な??楽屋情報も語ってくれた 笑
元気に活躍しているようでやはり嬉しいものです。
可憐で謙虚なところは変わってなく
素敵な女性にさらに磨きがかかり進化されていました。
また、お目にかかれる機会があることを楽しみにしていま〜す!
お声をかけてくれてありがとう♪
お互いがんばっていきましょう!!!