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2023.06.27 07:21
「京都 地下鉄・バス ICポイントサービス」(愛称:もえポっ)が始まり、2カ月が経ちました。
交通局の説明を読んでも、電話で問い合わせをしても結局よくわからなかったので、実際に使ってみて わかったことをまとめてみます。
1.そもそも どういうサービス?
2.ポイントがもらえる場合
3.事前の登録
4.実際に利用した結果
5.まとめ
そもそも どういうサービス?
今回のポイントサービスは、
① ICカード(ICOCAまたはPiTaPa)で、
② 事前に登録を済ませておいて、
③ 京都市バス、地下鉄、京都バス(来年からJRバスも)に、
④ 定期券以外で
⑤ 1ヶ月にたくさん乗る(または24時間以内にたくさん乗る)
上記の人はポイントがもらえる というサービスのようです。
1つでも条件に合わないとポイントはもらえないため、
・SuicaやPASMOなど、他のICカード類は対象外
・未登録のICOCA・PiTaPaは対象外
・京阪バス等他社線利用分は対象外
となるようです。
ポイントがもらえる場合
ア 乗り継ぎポイント(月額3600円以上利用者対象)
バス⇔ バスで150ポイント(90分以内)
バス⇔地下鉄で120ポイント(90分以内)
※1日2回まで
イ 利用額ポイント(月額3000円以上利用者対象)
3000円~4999円までの人は、1%
5000円~7999円までの人は、2%
8000円を超える 人は、3%
ウ バスIC24Hチケット(月額利用額関係なし)
・利用開始5分前までに使用開始日時の登録必要(車内でスマホでできます)
・指定日時から24時間以内のバス代が、上限700円に(700円を超えた分はポイント化)
・1日券の範囲内のみで利用可(範囲外とまたがるとダメ)
・指定24H以内の利用分は、乗継ポイントならびに月額ポイント計算対象外(均一区間外利用分も)
事前の登録
① 利用者登録(初回のみ・パソコン/スマホ)
手持ちのパソコン・スマートホンにてサイトにアクセスし、画面上で個人情報を登録します。
② カード登録(初回のみ・地下鉄券売機または洛西営業所)
ポイント利用のための登録のようです。利用者登録を済ませた時点でポイント自体は貯まるようです。
③ バスIC24Hチケット利用開始日時登録(利用時のみ・利用開始5分前まで)
サイトにログインして利用開始日時の登録をします。
慣れればスマホですぐにできるので、バス待ち時間や乗車後でも登録は間に合います。
実際に利用した結果
実際に利用した2ヶ月分の結果は下記の通りでした。
<4月分>
・バス単発利用 230円 × 15 = 3450円
・乗継利用(バス) 230円 × 1 = 230円
・乗継利用(地下鉄)260円 × 1 = 260円
合計 3940円
※付与ポイント : 159ポイント でした。
内訳は、
乗継分(バス⇔地下鉄) 1回で、120ポイント
月額3940円×1%で、 39ポイント
と思われます。
なお「2人分」と申し出てICカードで支払った分は きっちり1人分でカウントされており、2人目は見事にスルーされていました。
<5月分>
・バス単発利用 230円 × 6 = 1380円
・乗継利用(バス) 230円 × 2 = 460円
・地下鉄単発利用 260円 × 1 = 260円
・24Hチケット 230円 × 5 = 1150円(均一内)
・24Hチケット 170円 × 1 = 170円(洛西)
・24Hチケット 300円 × 1 = 300円(洛西→均一内)
合計 3720円
※付与ポイント : 450ポイント でした。
内訳は、
24H対象利用分(1150円 ー 700円)で、450ポイント
※24H対象外(洛西絡みの170円と300円)は、 0ポイント
※乗継利用(バス)は、24H利用を除いた利用額が3600円未満のため、 0ポイント
と思われます。
まとめ
・はっきり言って、
紙の回数券の方が使い勝手が良い
と感じてしまいました。
「乗継ポイント」は、月額3600円利用のハードルが高い上、実際には1日のうちに乗継利用をすることが多いので、現時点では1日券や24Hチケットの方が便利で使いやすいです。
「利用額ポイント」にしても、紙の回数券の方が額面で10%近くお得な上有効期限も無いので便利です。
「24Hチケット」だけは使い勝手が良いと感じましたが、これも来年3月で廃止するつもりのようです。
ICカードが普及した方が何かと良いのではと思いますので、もっとICカードを使いたくなるような料金体系を望みます。