プリゴジンの乱
【市況】東京株式(大引け)=160円安、米ハイテク株安受け下値模索も後半下げ渋る
27日の東京株式市場は、前日の米株安を引き継ぎリスクオフの流れが続いた。ただ、後場に入ると押し目買いも観測され、日経平均は下げ渋った。
大引けの日経平均株価は前営業日比160円48銭安の3万2538円33銭と4日続落。プライム市場の売買高概算は12億2720万株、売買代金概算は3兆4387億円。値上がり銘柄数は701、対して値下がり銘柄数は1049、変わらずは84銘柄だった。
きょうの東京市場は、前週後半からの利益確定の動きが継続し、日経平均は先物主導で一時400円近い下げをみせたが、売り一巡後は下げ渋った。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら6日続落となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げがきつかった。FRBによる金融引き締めが長期化することへの警戒感に加え、経済指標も景気減速を示唆するものが相次いだことから、投資家心理が冷やされている。東京市場でも、米株安を受けて相変わらず上値の重い展開に。ただ、売り一巡後は大きく値を下げた銘柄を中心に押し目買いが活発化し日経平均を下支えした。業種別では海運株の上昇が際立っている。個別株も後場に上昇に転じる銘柄も多くなり、値下がり銘柄数は全体の57%にとどまっている。
【市況】日経平均は4日続落、需給悪化が重荷も底堅さも見せる/相場概況
日経平均は4日続落。26日の米株式市場でダウ平均は12.72ドル安と小幅に6日続落。ロシア情勢を巡る地政学リスクを警戒した売りが先行。また、四半期末に伴う持ち高調整でハイテク株の利食い売りが重荷となった。ナスダック総合指数は-1.16%と続落。米株安を受けて日経平均は68.85円安からスタート。四半期末に伴う年金基金のリバランス(資産配分の調整)目的の売りなど需給悪化が意識されるなか、前場中ごろまで下げ調子が続き、一時32306.99円(391.82円安)まで下げ幅を広げた。一方、前引けかけては時間外取引の米株価指数先物の動きに合わせて下げ渋った。また、香港ハンセン指数の大幅高や為替の円安も追い風に後場は押し目買いの動きが強まり、日経平均は大引けにかけて32500円を回復した。
大引けの日経平均は前日比160.48円安の32538.33円となった。東証プライム市場の売買高は12億2720万株、売買代金は3兆4388億円だった。セクターでは医薬品、不動産、精密機器が下落率上位に並んだ一方、が海運、石油・石炭製品、空運が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の57%、対して値上がり銘柄は38%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日続落、米ハイテク株安を受け売り継続 (6月27日)
1.日経平均は4日続落、米ハイテク株安受け下値模索
2.米国では金融引き締め長期化と景気減速が警戒材料
3.日経平均は一時400円近い下げも後場下げ渋る展開
4.半導体関連の利食い継続も、海運株の上昇が際立つ
5.下値では押し目買い、値下がり数は57%にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比12ドル安と6日続落した。米金融引き締めの長期化観測を背景にハイテク株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株安を引き継ぎリスクオフの流れが続いた。ただ、後場に入ると押し目買いも観測され、日経平均株価は下げ渋った。
27日の東京市場は、前週後半からの利益確定の動きが継続し、日経平均は先物主導で一時400円近い下げをみせたが、売り一巡後は下げ渋った。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら6日続落となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げがきつかった。FRBによる金融引き締めが長期化することへの警戒感に加え、経済指標も景気減速を示唆するものが相次いだことから、投資家心理が冷やされている。東京市場でも、米株安を受けて相変わらず上値の重い展開に。ただ、売り一巡後は大きく値を下げた銘柄を中心に押し目買いが活発化し日経平均を下支えした。業種別では海運株の上昇が際立っている。個別株も後場に上昇に転じる銘柄も多くなり、プライム市場の値下がり銘柄数は全体の57%にとどまっている。
日経平均・・・32,538.33円 -160.48円
TOPIX・・・2,253.81円 -6.36円
JPX日経400・・・20,449.49円 -84.17円
東証マザーズ・・・798.66円 -12.64円
東証REIT指数・・・1,865.38円 15.81円
米ドル円・・・143.82円 0.64円
ユーロ/円・・・157.39円 1.29円
NYダウ・・・33,714.71円 -12.72円
NASDAQ・・・13,335.77円 -156.73円
上海総合・・・3,189.44円 38.82円