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Fashion source: Daily Journal

77歳の巨匠のソプラノ・リサイタルへ。

2018.07.11 14:55

 ボイトレへ。前回は咳が残っていたので、しっかり歌うのは久しぶりでしたが、発声練習の「ドレミファソラシドー♪」の1ラインだけで、「なんか、いい声だね~」と先生に褒められ、「どうしたの? スイスはどうだった?」と、発声練習そっちのけで、スイスの話に脱線してしまいました。

「それが、前世との繋がりを感じてしまったんです」

「え? なになになに????(笑)」

 ちゃんと前振りも話して、オチまでつけると、げらげら笑っていました。しかし、そこで止まらなかったのです。英会話の先生のアイデアについても振ってみると、そこから宝地先生のアイデアにも繋がってしまい、「作詞作曲」することになりました。(笑) しかも、英語で私が詩を書いて、宝地先生が作曲の補佐をしてくれると! さらに、ソロライブ?! 調子に乗りすぎだろう。(爆)


 夜は、クライアントさんから「オペラ鑑賞」のチケットがあるということでお誘いいただきました。場所は紀尾井ホール。

 四ツ谷駅から紀尾井ホールは、上智大学のわきを通るルートです。私がたまたまスイスで「東京 ミサ」と検索すると上智大学が出てきたので、まさに何も意図せずそこを歩かされていました。そして、さっそく「ミサ」と書いてある立て看板を発見?! シンクロにびっくりしました。

 クライアントさんと現地で合流し、チケットを渡されるとなんとゾロ目。「7/11 1階11列11番」で、ど真ん中の席だったのです?!



 オペラ歌手の松本美和子さんの喜寿77歳を記念してのソプラノリサイタルでした! 77歳なのに、背筋がピンとされていて、約2時間くらいずっとオペラを歌っていらっしゃいました。アンコールも3曲もありまして、感動で胸がいっぱいになりました。77歳であんなに声が出るなんて、ものすごい体力です。そんな77歳、松本美和子さんしかいらっしゃらないのではないでしょうか! 

 85歳くらい?のフジコ・ヘミングさんしかり、姪たちのバレエの先生も60歳にしかみえない80歳。巨匠の歌声にまた背中を押されました。伴奏をされていた、アメリカ人のVincenzo Scalera氏の歌い手と一緒に共演しているような演奏は芸術でした。ピアノリサイタルのピアノ弾きとは全く違い、歌い手を目で追いながら、ピアノも息継ぎをしているような、すごく繊細な指使いから生まれる音が、会場に小さく響きます。オペラの巨匠の生徒の皆さんがたくさん出てこられたのも感動でした。「先生のお祝いのため、皆さんのために歌います」とおっしゃっていました。長く続けていると、こうやって受け継がれていくのですね。曲は『旧約聖書』ナブコドノゾル王の悲劇を題材にした「ナブッコ」とありました。ここもミサつながりです。(笑) 満席で素敵なシルバーの方々が多くお見えでした。高尚な夜になりました。Kさん、お誘いありがとうございました。