湯田大道ソロギター制作舞台裏③
湯田大道
sologuitar LIVE!!
~travels~
まず自分は何を表現したいのか、
『テーマ』と『ストーリー』
どんな曲をどのような流れで演奏するのか、
『セットリスト』
についてこれまで書いてきました。
構想は出来た、さぁ音を出そう!という事で
『練習』『リハーサル』
今回はこの取り組みに触れたいと思います。
何名かのバンド・グループで人数が多くなるとリハーサルを1回するにもなかなか大変です。
各メンバーのスケジュールを調整したり施設を押さえたり…とにかく手間がかかります。
リハーサルは1回だけ、もしくは本番当日だけ、そんな現場も珍しくありません。
その点ソロというのはどこまでも身軽です。
自分一人のスケジュールさえ調整すればいくらでも時間を使えるのです。
しかもギターはどこへでも運べるしいつでも弾ける。
この利点を逃すまい、とこれまで暇さえあればソロライブのための練習に時間を充ててきました。
ひとつの公演、それも自らが望んで企てたものに思いっきり時間を割いて備えることができる…
めちゃくちゃ恵まれた幸せな事だと思います。
『練習』
に多くの時間を費やして、これまでにソロでの公演やツアーをいくつも経験してきました。
そこで気づいた事があります。
一人の身軽さを武器にたくさん練習に時間を費やすことに加えて、
ひとつの公演・ツアーを組み立てるためという目的意識をより明確にした
『リハーサル』
をしっかりやったほうがいいんじゃないか、と。
全体の構成、曲順、流れ、『テーマ』と『ストーリー』に意識を置いて、
楽器や機材、音作り・音環境も本番を想定してセッティングし、
一曲一曲としっかり向き合い磨き上げていく…
『ひとりリハーサル』
自分ではそう呼んで個人練習と区別しています。
ちなみに練習するときもリハーサルの時も楽譜は使いません。
なので湯田大道ソロギターの楽譜は一枚もありません。
じっくり時間をかけてリハーサルを重ねていくことで公演へのビジョンがより明確になってきます。
そこで次回はステージで何を語るか…
『MC』
について書きたいと思います。