髪を切ることの可能性
こんにちは、堺東の美容室、コルマルシェの松原です
ものすごく久しぶりのブログになってしまいました、、、
皆さんお元気ですか?
僕はおかげさまで元気です^^
毎日毎日『あ、これブログに書こう!』っと思ってるだけで、こんなに日が経ってしまって全くダメなやつです
しかし今日はとても感じたことがあったので久しぶりにやっと机にむかったしだいであります。
先月6月の月曜日、
とある事情により、高齢の方の訪問カットをさせて頂くことになりました
知り合いを家でカットしたことはありますが、知らない方のお宅での訪問カットは初めてだったのですが、ご家族の方々もすごく良くしてくれ、とても楽しくカットを終えることが出来ました
「この先生に会うために、髪を切ってなかったんや」
っと冗談も言ってくれるほど
ご本人もご家族も皆さんすっごく喜んでくれて、僕もすっごく嬉しかったです^^
初めてのお宅で、座ってお茶まで頂いて、とても良い時間でした^^
おばあちゃんと言ったら失礼やけど
あのおばあちゃんの喜ぶ顔にまた刺激を受けて痺れました。
10年程前、
当時僕が働いていた美容室に、近くの病院で入院されている車椅子のおばあちゃんが来てくれたことがありました、
入院の合間に切りにきてくれたんやったと思います、
車椅子から降りれんからシャンプーなしでいいとお連れさまに言われたのですが
絶対シャンプーしたいはずやからと他のスタッフに手伝ってもらってシャンプー台に寝てもらい
シャンプーもカットもして、おばあさんがめっちゃくっちゃ喜んでくれたことがありました。
あの時も痺れたー。。
なんかジーンときたのを覚えてます
その時、「なんかしたい!!」
っと思いましたが21歳やそこらの僕は世間もよく知らなかったので
よくわからんけど介護士の姉に相談してみました
「施設には提携してる理美容師の人がおるよ、でもやるならちゃんと定期的に日を決めてやらな中途半端ではあかんよ」
と言われ、そりゃそうやよなー、大変そうっと思ったのを覚えています
そんなことを看護師の友達に話したところ
当時友達が務めていた病院では、毎月じゃなくても良いといってもらえまして
それなら!
っとボランティアカットに行かせてもらうことになりました
美容師の友達と二人で何度か行かせてもらってたのですが
若い時のあの経験は自分の美容師人生で大きな影響を受けました
看護師の友達がこう言っていました
髪を切った患者さんが看護師さんたちの集まる部屋まできて
「あの兄ちゃんら次いつくるん?」
て聞いてきたんやでーとか、
普段なんもせん人がクシをだしてきて髪をときだしたんやでーとか^^
すごい嬉しそうやし楽しみにしていると。
髪を切るってこんなにも人に影響を与えれることなんや!
と当時の自分は痺れました
退院できない方達の病棟やったので、僕らが次に来るのを「楽しみ」にしてるっという事実が大袈裟かもしれんけどまた次までの生きる活力になるんや!と思って、髪を切るって髪を切るだけじゃ無く大きな可能性があるんやと感じました
寝たきりの人もいたし、手がブンブン動く人には友達の美容師と交代で手を握ったりしながら切ったり、本人はめっちゃ嫌がるけど家族が切ってあげてっていう人もいたり、色々大変やったけど本当にものすごく良い経験をさせてもらえたと思います
あれから10年経った今、
先月のあの訪問カットからまた「何かしたい」願望が湧き出てきました
そして、色々な介護や看護の方にお声掛けをしていたところ
遂に定期的に行かせてもらえるところが見つかりました^^
ありがとうございますー!!
今回はボランティアではないですが、
美容師としておじいちゃんおばあちゃんをさらに幸せにしていけたら最高です。
そしてそのおじいちゃんおばあちゃんを見て周りのみんなも幸せになってくれたら最高!
美容を通じて、ともに心温かくなり、ともに感動し、ともに芯から輝くこと
ウチの経営理念!!
また自分も成長させてもらえるよ!
僕に行動するきっかけをくれた訪問カットのおばあちゃん、ありがとうございました
きっと大事な縁やったんですね
一括りに美容師と言ってもいろんなカタチややり方があると思いますが
やっぱ自分が痺れるって感覚を信じて進んでいくと
自分も周りも芯から輝けることができるんではないかと思います
さあ、これからも頑張ってこー!!!
堺東
美容室
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