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ぽぷりのLeave me alone.

iBasso DC04PRO レビュー

2023.06.28 11:10

こんにちはぽぷりです。・ω・

今回もドングルDACの割と最新に近い製品、iBasso DC04PROをレビューしていきます。

ヨドバシで17600円+10%ポイントでした。



見た目とか

こんなやつ


裏面もシンプル


質感は明らかにDC03PROよりも上がっていて、ガラス部分の反射も奥行き感のあるような反射になっており、素直にかっこいいと思いました。

あ、例によってハイレゾロゴは速攻で剝がしましたが。_(:3 」∠)_

ケーブルは見ての通り着脱式で、公式ページにはUSB-C to USB-Cの記載しかなかったのですが、初回限定?のおまけなのかUSB-C to Lightningのケーブルもついてきました。(いかにもおまけ感のある感じでパッケージに外付け。)

で、今公式ページを見たらUSB-C to Lightningが追記されていました。もしかしたら継続でつけてくれるのかもしれませんね。

しかし、消費電力がLightningではぎりぎりらしく、動作はちょっと不安定。バックグラウンドで再生しながらほかのアプリ開いていたりすると音楽が止まっちゃうことも。

まあ、Lightning運用はあくまでおまけですね。



スペックとか

筐体: アルミニウム
サイズ: 59mm×23.4mm×12.1mm
重量: 21g
DAC: CS43131×2
入力端子: USB Type-C 端子
出力端子: 3.5mmシングルエンド 4.4mmバランス
PCM対応: 最高 384kHz/32bit までのネイティブ再生に対応
DSD対応: 最高 11.2MHz までのネイティブ再生に対応
シングルエンド出力 
出力レベル: 2.0Vrms(32Ω負荷) 2.0Vrms (300Ω負荷)
THD+N: 0.00018% (300Ω負荷
S/N比: 127dBA
ダイナミックレンジ: 126dBA
周波数特性: 20Hz~40kHz ±0.5dB
出力インピーダンス: <0.2Ω 4.4mm
バランス出力
出力レベル: 3.0Vrms(32Ω負荷) 4.0Vrms (300Ω負荷)
THD+N: 0.00013% (300Ω負荷)
S/N比: 131dBA
ダイナミックレンジ: 128dBA
周波数特性: 20Hz~40kHz ±0.5dB
出力インピーダンス: <0.4Ω

DACは以前紹介したTanchjimのSPACEと同じアンプ内蔵型のCS43131ですが、DC04PROは別途オペアンプ「RT6863」がついています。

基本はRT6863を通して聴くことになりますが、専用のアプリから設定でこのオペアンプをスルーしてCS43131の内蔵アンプを使用して省電力化もできるようになっています。

この辺がアプリがあるため有利なのですが、ゲイン変更などもすべてアプリ頼りなのが個人的にはちょっと不満な点です。(アプリがAndroidでしか公開されていないので、手元にAndroid端末がないとお手上げ)

ちなみに音質はRT6863を通すと全体的に滑らかになり低域がやや少なくなるというか穏やかになる感じでオーディオ然とした鳴りになります。

CS43131から直接聴くと低域の押し出し感が強くなって高域も少し鋭くなります。

個人的にはオペアンプを追加した効果は大きかったと思います。(その分サイズ&消費電力がアップしましたが。)



今回決め手になったもの

DC03PROより見た目が良かったので買ってみました。

あとなによりボリュームがOSと連動しないハードウェアボリュームなのは本当に最高です。

そしてバランス端子はやはりほとんど使いません。毎回しつこくて恐縮ですが、バランスが優位という考えはないので。(違うのはわかりますが、違う=優位 ではないです。)

全く使わないわけではありませんが、リケーブルしてまでは使わないって感じです。最初から4.4mmがついてくる製品や、ちょっと実験とかでは使いますが、まあ別にという感じです。(否定するものではありません)

3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス端子


あとはTYPE-Cポートが一つ


独立ボリューム(重要!)



気に入っているところ

やはり独立ボリュームは大変に便利です。おかげでちょうど良いボリュームにできます。 

実は自分の感覚とはボリュームのプラマイが逆だったのですがアプリで入れ替えられるようです。

すぐ慣れるでしょうから入れ替えまではしない予定です。

あとアプリが昔より使いやすくなっていたのはよかったかな。

ゲインは3段階でLowで使ってます。デジタルフィルターも変えられますね。

個人的にはハードウェア対応が望ましいとは思いますが、いじれる項目が多いのはなんだかんだでよかったかな。(サブでWi-Fi運用のAndroidを持っているためアプリは使えるんですけど、持ち歩いてはいないので結局外では何も変更できませんが。)



微妙なところ

アプリがAndroid限定なところくらいですかね。それ以外は基本的に不満点の少ない製品です。

さすがドングルDACをたくさん作ってきたメーカーなだけはあります。



まとめ

3つ目の「アンプ内蔵チップか別途オペアンプを通すか選べる」はかなり珍しい機能なので大変興味深かったです。実際音も結構変わります。

今後もドングルDAC界隈は注目ですね。


では今回はここまで。(=゚ω゚)ノシ