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こんぶトマト文庫のふみくら

6月28日(水)23時15分

2023.06.28 14:37

「新しいマニキュアを買いました」

ということと

「大量のミョウガを買いました」

ということを一枚で表す写真となります。

爪は青いしミョウガは多い。これだけ入って300円くらいでした。やっすい。

千切りにしてそうめんの上に乗せようか。もはやミョウガのツマにそうめんを、くらいになりかねない。

甘酢漬けにしてみてもいいかもしれない。練り物の類とサッと炒めるのも美味しそう。

だんだんと夏らしくなってきたので、バテないよう食事はしっかりバランスよく摂っていきたい。


昨夜難儀していた原稿は、無事完成した。

書いているときは「よっしこれでいけるで!」と似非関西弁を振りまきながら意気軒昂としていたのだけど、大体そういうテンションになる時分は真夜中で、そんなテンションの時に書き散らしたものはお気の毒なことになるのは世の理で、御多分に漏れず自分の原稿もそうだった。

とはいえ全く棄てたものでもなかったので、部品だけ残してばらばらにして、組み直したりなんだったりをしてみて、何とか平時のテンションでも受容できる程度のところに落ち着いた。

くどいようだが、コンスタントに何かを出力し続けている人たちは本当に凄い。とてもじゃないけれど自分はその土俵には上がれない。そういうものを持ち合わせていない。


そういうものを持ち合わせていない、で思い出した、『違国日記』がもうすぐ終わりを迎える。「違う国に住む」他人同士と関わり交わり生きていく、その困難と寂しさと優しさを湛えた物語。1巻が出たのは2017年なのでおおよそ6年。もうそんなに経つのか。新宿のアニメイトで単行本を買ったときのくじ引きで当たった複製原画がある。朝が学校をサボってタピオカ飲んでいるのを塔野さんの車でとっちめに行く槙生さんとそれを宥める笠町くん、のページ。転売対策を諸々施されているけれど、当然そんな気はない。ただの自慢。

『おとなのずかん 改訂版』も近々終わる。"他人"どうしの共同体が家族となるための物語。2019年のコミティアでイトイ圭さんのブースが出店していて、その時に枚数限定のポスターを購入した。サインと日付入り。そのまま貼っているものだから、角がぼろくなってきている。額装しようかな。これもまた、ただの自慢。

魔王を倒して世界に平和が戻りました、とはならない類の、たとえ物語が終わっても彼ら彼女らの生活は続いていく、どちらもそういう物語だと思う。読んでいる私らもそう。

昨日読んでいた『生活保護特区を出よ。』に出てきた

「生きなきゃ… 良くなくても間違っていても 生き延びなきゃ」

という言葉が胸に刺さる。とかく生きることだけでも精一杯なことが続く今、放蕩的に享楽的に生きさせてくれない中で、だから、でも、生きていくために。