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マヤ

『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI③ 三代目妄想劇場ショートストーリー

2018.07.12 23:00

「隆二!ヤベーぞ‼︎時間がない」




「え?やば…臣!たっくんの着替えよろしくね!」




「ああ」



「俺も着替えて水筒を…」



ピンポーン♫



「あーっ‼︎マネージャーもう来たみたい…」



「急げ!」



隆臣は臣に着替えさせてもらいながら、小さく呟いた。



「おとーしゃん、イチゴは?」



「ん?帰ってからな」



「はぁーい♫」



隆二はバタバタと玄関へ行き、マネージャーを中に入れた。



「ごめんね!すぐだからちょっと待ってて」



「はい」



マネージャーが隆臣の目の前にやってきた。



「隆臣くん、おはようございます」



「やんっ😡」



「たっくん!マネージャーさんにご挨拶は?」



「やーら😡」



「お前も無理強いすんなって」



「……」



「隆臣、マネージャーさんにバーバん家まで連れてってもらうからね。ご挨拶できるな?」



「そーなの?」



「そだよ」



「マネージャーしゃん、お願いします」



「はい!喜んで」



「よく言えたね、偉いぞ」



臣が隆臣の頭を撫でた。



隆二は口を尖らせて臣を恨めしそうに見て言った。



「甘々なんだから…」



「どっちが?」



「隆二くん、もう時間ないです!」



「いっけね!たっくん!パパに行ってきますのチューして!」



「やーら😡」



「もう!…パパ泣いちゃうからね!」



「臣ぃ…」



礼服の上着を羽織った臣の胸の中に、隆二から飛び込んでいった。



「パーパ…」



「隆二!時間ないっつってんのに、バカ💧」



「あのー、お取り込み中すみません!

もう出ますよ」



「あーっ‼︎ごめんなさい」



「…ったくもう」



ゴロゴロ…



遠くで雷が鳴っている。



「今日、降水確率0%だよな?」



「遠いので、問題なさそうですよ」



「じゃあ出ます。隆臣くん行きましょうか?」



「はぁーい♫」



「とーしゃんバイバーイ」



「ん、後でな」



「たっくん…」



「パーパないない😡」



「…もう無理、凹みそう」



マネージャーに連れられて隆臣は先に出て行った。



つづく