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二十代・三十代女性が傾聴、四名の働き方と起業|コワーキングスペース「la billage」渋谷

2018.07.14 00:05

【ビジネス報道】 平成三十年七月十一日に東京・渋谷にてオフィス ソリューション等を手掛けるMJE(代取:大知昌幸)は、渋谷の女性向けコワーキング スペース施設「la billage」のオープンを記念して『「女性×働き方」「女性×コミュニティ」トークセッション』を開催した。同施設は旧PARCO跡地。コワーキングはスペースを共有しながら各自が独立した仕事を行う事。


同社はベースの結婚式場を有効活用。「自分らしく働きたい女性の為のコミュニケーション スペース」と位置付ける。披露宴会場との相乗効果がポイント。平日は十時から二十時まで。定休日は土日祝日、盆、年末年始。但し、挙式の都合で臨時休業もある。会員費は月額七千円(税別)。六十席のフリー席や打ち合わせスペース、Wi-Fi、電源、プリンタ、プロジェクタ・スクリーン等を用意した。女性向けのイベントも順次開催する予定。


今回のイベントは二十代と三十代の女性が多かった印象を受けた。土地柄的にファッショナブルなだけではなく、体形管理も行ってそうな美意識の高い女性が集まっていた。既に代取になっている女性やこれから代取になろうとしている女性を挙手で確認できた。トークセッション「女性×働き方」に登壇した女性は四名。アーレアの渡瀬ひろみ(甲辰)代取、タスカジの和田幸子(乙卯)代取、LiBの武井梨名(戊辰)とセールスフォース・ドットコムの冨田阿里。



<四名の価値感>

 ゼクシィを立ち上げた、ひろみ代取(写真最上)は三年前にオフィスを引き払って実質的にノマド。「オフィスの要らない、この時代。」と女性起業向けのビジネス環境に変わっている点を強調。四十五歳で起業して夢であった昼間のビールを日比谷公園で実現させた。「自分が何していようが。」と独立のメリットを話した。


幸子代取(写真上)は二度目の起業で成功した。資金は二百万円程。「女性だからという理由で失敗するんじゃないだろうか。」と最初は不安であったが富士通の正社員の肩書きから離れた。幸子代取には三つの哲学がある。一つは必ず世の中が良くなる為に時間を使う事、二つは自身のキャリアアップに繋がる事、三つは金銭的リターンを必ずバランス良く。この三つの哲学を常に意識しているという。


ブランディングを独りで担当する梨名の以前は甘い考えだった。だが実質的婚約者との破談により考え方を一新。「Uncontrollabe」をキーワードに「コントロールできる所でチャレンジ。」と可処分所得を上げ、資産を増やし、自己投資をする循環に入った。起業も頭の中にあるが、現在はスタートアップ起業の下で「肌で学ぶ。」と野心を抱く。


一方の阿里(写真上)は起業は選択肢の一つでしかない、との認識。「社長とかには成りたくない。目立ちたくない。」と控え目だ。NPOの事業等にも携わって「向き不向きがあると思うので。」と起業一色のトークセッションではなかった点が印象的。



LIFE EVENTと働き方

 ひろみ代取は「経済的に女性が自立する事が大事。」と述べ、成功の鍵を男性パートナないし独身と断じた。男性には二種類いると言う。「俺の為にいて欲しい」と「貴女の為に一緒にいたい」。自身のサンプリングの結果、「元ボーイスカウトは良いわよ。」とアドバイス。重ねて料理ができる男性も推した。家事は全く分担してないので、喧嘩が無い。


幸子代取は家事を夫と役割分担するものの、やり切れない模様。だが自身も自社のサービスを利用し、「家庭と仕事の両立は普通になります。」と不安感を払拭した。


梨名(写真上)は「Japan Woman Award」を手掛けた経験より「支援者はけっこう沢山いる。」と述べ、周囲への巻き込みを話した。阿里は「何も成し遂げた事は無くて。」と話しつつも、だから仕事にエネルギを費やせる点を伝えた。今後はB2Bの定額制サービスに目を付けている。



撮影記事:金剛正臣