《植物成分の経時変化》セミナーレポート
7/11(水)長島司先生のセミナー《植物成分の経時変化》を開催いたしました。
大阪APU会員・非会員の方合わせて20名を超える参加者の方と約4時間のセミナーを受講しました。
前半は、植物成分の中でも香りのような揮発する成分を、後半はハーブなどに含まれるたんぱく質・脂質・炭水化物のような揮発しない成分について、時間とともにどのように変化するのかを学びました。
長島先生の講座を受講された方ならどなたもご存じのように、今回も見やすいカラーのレジュメに沿って、詳細を説明していただけます。なんと表紙込みで37枚!
前半の講座では、スプレーにするなどアルコールとともに使うことの多い精油ですが、アルコールが存在することで、時間の経過とともにどのように化学変化が起きるのかについて詳細に学びました。さらに精油瓶の中で劣化する・・・と一般的に言われるのは、実はさまざまな化学変化をまとめてそう言っているだけなんだということもわかりました。特に精油の発火のしくみについては経験されていない方も多いと思われるため、使用後のムエットは水につけてから捨てるべきという先生のご注意にみな頷いていました。
後半の講座でも有機化学が苦手な私たちにもわかりやすいように、生活の中での具体例をたくさん挙げていただき、目に見える変化も化学的にはそういうことだったんだと合点がいきました。
難しい内容を分かりやすく説明してくださる長島先生にセミナーはあっという間に終わり、著書のサイン会を経て、有志での懇親会へと楽しい時間は続きました。
アレロパシーや発酵と経時変化についても興味は尽きません。9月の大阪APUの長島先生の講座は、「発酵と香り」がテーマですので、今から開催が待ち遠しいです。
2018年09月26日(水) 13:00~17:00 @大阪市立梅田市民学習センター
「発酵の香りpart1&part2」(2016年9月に東京APUで開催した内容です)
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