ぐるぐる七福神
”生きるために生きる”
「ぐるぐる七福神」/中島たい子
中島たい子さんの視点って
独特で、やっぱり好きだなぁ。
「ぐるぐる七福神」の主人公は、
ある日大学時代に付き合っていた
元カレが、亡くなったことを耳にする。
そして自分と関わったことで彼が
不幸な目にあってしまったのでは
ないかと、思い詰めるように。
以来、誰かの人生を左右したくないから
極力人と交らず生活し、過食気味に。
そんな中、祖母が倒れたことを機に、
七福神巡りを始める。
七福神巡りは楽しそうだし
主人公の周りの人たちも
ユニークなキャラばかり。
しかも、文体があっけらかんとしているので
深刻感がないのだけど、実は悩みが深い。
主人公は未熟だった学生時代に
理想を掲げて根拠のない自信を胸に
周りを傷つけてきたことを深く後悔。
(私もそうだったからすごく共感)
七福神を巡る中で少しずつ心を整えていく。
印象に残るのは、
亡くなったとされる元カレの日記に
”生きるために生きる”という
言葉を発見するシーン。
この言葉に、主人公とともに
ハッとさせられた。
難しく考えたり、何かを成し遂げようとしたり
無理に意味を持たせようとしなくてもいいんだ。
”生きるために生きる”
きっとそうなんだと、思わせてくれる説得力が
この作品にはある。
とても楽になった気がする。
それから、読んでいて反省したことも。
数年前から、母が札所巡りにはまっている
のだけど札所で頂いた御朱印を見せられるたびに
大人のスタンプラリーではないか・・・と
冷たい反応をしてしまっていた。
七福神巡りについて「ぐるぐる七福神」で
知ったことで
札所巡りに関しても、ものすごく関心が高まった。
これまで札所巡りについて、熱く語られても
聞き流してしまっていたことを
母と神様に、謝らなくてはと思う。
お盆に帰ってしっかり詫びよう。
「ぐるぐる七福神」に登場するのは
(もちろん?)7カ所の七福神。
谷中七福神
武蔵野吉祥七福神
日本橋七福神
港七福神
インドの七福神
亀戸七福神
浅草名所七福神
すぐに影響される私。
今年のお正月は、
七福神巡りで忙しくなりそうだ。
浅草はいつでもいけるそうなので
暑さが去った秋口にまず巡りたいな。
来年厄年だし、絶対に行こう!
夏のスタンプラリー!
ローソン巡り
今、やっているスタンプラリーが
プリキュア。
またしても、娘が始めたことに
夢中になってしまうパターン。
ローソンの店舗を巡って
各店に1つ置いてある
スタンプを集めるというもの。
プリキュアだけでなく
ルパンレンジャーvsパトレンジャーも。
第一ステージ、第二ステージ
それぞれ4つスタンプ押せばよいのだけど
スタンプ被りはNG。
それからスタンプが13種もあるので
好きなキャラのスタンプを探したくなる。
WEBページでどこのお店に何のスタンプがあるか
見られるのだけど、
『キュアホワイトとキュアブラックのやつが
欲しいから、2つ先の駅まで行こうか?』
と、気付けば私が娘を誘っている。
ついには、多様なスタンプがあることが
予想される都内で働く妹も巻き込んで
楽しんでいる。
集めたらステッカーが貰えて
プレゼントに応募できのだけど
これは集めるという行為が楽しいんだよな~。
ちなみにキャンペーン期間中ということで
今、ローソンには、プリキュアの本が
充実していたりもするので
欲しくなる人や、ねだられそうな人は、
雑誌コーナーに近づくと
手ぶらでは帰れないかも。