7月12日 本別町→釧路→阿寒(174km)
本別町では、この3月に千葉県の学校を定年退職したKの姉が、4月からこの地の身障者施設で働き始め、姉の旦那さんのご実家で暮らし始めたという事で、ご親戚の皆様と共にバーベキューを楽しませて頂きました。
その後、温泉♨️にも招待され、美味しいメロンアイスまで頂戴し、至れり尽くせり。
お陰様で、すっかりこの町が気に入ってしまいました。
ちなみに、姉はこの施設に数台の機織り機を自前で持ち込み、施設に通う人達の自立支援を始めたところ。裂織りといって、古着や反物を割いて糸を紡ぎ、新しい反物を創り出すという、なかなかクリエイティブなお仕事なのでございます。
写真が無くて残念ですが、早速地元紙2紙の取材を受け、反響を呼んだだけあって、作品も素晴らしい出来。今後の展開が楽しみです。
来年あたりには、生徒さん達の作品が道の駅あたりで販売開始出来るかもしれませんね。
さて、そういう訳で、朝早く勤め先へと向かう姉の邪魔にならないように、お宿の布団と朝食のお誘いは断って、道の駅で通常どおり車中泊で一夜を明かしたK Y夫婦。
次に向かったのは、釧路です。
釧路港に行くと、何やら修道士さんのような銅像が。
近寄って目を凝らしてみると、そこにいらしたのは、札幌でもお目にかかった石川啄木。
啄木さん、旧釧路新聞社で記者もされていたんですね。
傍らには、当時の建物が再現され、資料館となっていたので、拝見して参りました。
ビデオと展示資料による、啄木の生涯と作品についての詳細な解説付き。
これで無料とは有難いことです。
だからという訳ではありませんが、すっかり啄木さんの虜になってしまいました。
正義感が強く、思想面は真面目で一本気。
生活面はといえば、ちょっとグウタラなところもありますが、なんといっても、そこは天下に名を轟かせた芸術家。天才啄木、ここにあり、という感じ。
これから先、また啄木さんに会える日を心待ちにしてしまう自分がいました。
さて、釧路には湿原があったり、トキの保護区があったりするのですが、そのあたりは今回の旅では触れず、一行は阿寒へと向かいます。
そして辿り着いた先は、道の駅「阿寒丹頂の里」。
ここは、温泉♨️付きで、平日は朝風呂営業もしていますよ。