木辺成麿氏(2)
2018.07.13 22:14
木辺成麿氏は、天文同好会(現東亜天文学会)の遊星面課の課長でもありました。そして、熱心な火星観測者でした。1935年(昭和10)には、31cm鏡を製作し、西村製作所の赤道儀に搭載しています。当時は、花山天文台や倉敷天文台をしのぐ、国産最大の天体望遠鏡でした。
(1枚目:京都西村製作所前にて、左から高井氏・木辺氏・前田氏・伊達氏・宇野氏、2・3枚目:木辺氏撮影による木星と月面、3枚目:木辺氏撮影の月面写真に伊達英太郎氏が地形の名称を書き込んだもの、伊達氏の几帳面な性格がうかがえます。いずれも伊達英太郎氏天文写真帖より)