クラリセージ(精油)の効果効能
名前 :クラリセージ、Clary sage
和名 :オニサルビア
学名 : Salvia sclarea (サルウィア スクラレア)
科名 :シソ科
抽出部位 :花、葉
抽出方法 :水蒸気蒸留法
ノート :ミドルノート
注意事項 :妊娠中・生理中、車の運転など集中力が必要な時は使用を避ける、刺激強(高濃度使用の場合)
香り :ほんのりスパイシーで甘さのある、ややパウダリーで落ち着いた香り
主な成分 :【エステル類】酢酸リナリル(70%)、リナロール、スクラレオールなど
チャクラ :第二、第五、第六チャクラ
※月経過多・多量月経・妊娠中の方は使用を避けること。
※多量に使用した場合や、アルコール摂取と前後して使用すると頭痛や吐き気を起こす危険性があります。
※鎮静作用が強いため運転など集中力を要するときは使用を控えてください。
心を深く鎮め、穏やかな状態へ導いてくれる
クラリセージの主成分は、ラベンダーと近く、高い鎮静効果を持つとされる「酢酸リナリル」というエステル類です。次いで含有量が多いのも同じく鎮静作用に優れるとされるリナロールのため、クラリセージは心を深く鎮め、穏やかな状態へ導いてくれるリラックス用の精油として評価されています。ストレスや精神的な疲労感がある時に適しています。
クラリーセージは紀元前から宗教儀式などに用いられてきたハーブです。紀元前の植物学者テオプラストスや、薬理学と薬草学の父と言われるペダニウス・ディオスコリデスなどもクラリセージの薬効を認めていたそうです。中世ヨーロッパでは、クラリセージの粘液や種子を煎じて目の消毒を行っていたことから、クリアー・アイ(”きれいな目”)や、キリストの目を意味するOculus Christi(オクルス・クリスティ)などとも呼ばれてます。現在呼び名に使われているクラリ(Clary)も、ラテン語で「明るい・明晰な」を意味するクラルス(clarus)が由来とされています。
同じく中世には甘い芳香のほか陶酔作用があると考えられ、マスカットワインの香り付け(質の悪いワインの風味調整)から、「マスカット・セージ」とも呼ばれていました。又、リキュールの香料としても重宝されていました。
現在も香料としての需要が高く、クラリセージのエッセンシャルオイルやアブソリュートは、香水を始め、石鹸、化粧品、飲食物の香り付けなど様々な分野で用いられています。
月経や、ホルモンバランスの乱れを感じている時に。
※女性ホルモン(エストロゲン)と似た成分であるスクラレオールが含まれているので、更年期障害や月経不順など女性特有の症状に有効です。
※通経作用がある為、妊娠中は使用を控えた方が良い精油ですが、痛みを和らげるために、出産準備や分娩時に用いられることがあります。
>>> PMS(月経前緊張症)の精神的、身体的特徴についてはこちらへ
キーワード
緊張、不安、不眠、恐怖、うつ、精神疲労、混乱、落ち込み、情緒不安定、更年期、月経痛、少量月経、月経不順、おりもの、膀胱炎、PMS(月経前緊張症)、循環障害、てんかん、冷え性、出産、高血圧、動悸、肩こり、筋肉痛、気管支炎、痔核、ホルモン失調、足の疲れ、頭痛、腸内ガス、過敏性腸症候群、高コレステロール、ヘアケア、ふけ、皮膚真菌症、脂性肌、ニキビ、虫刺され
効能
抗菌作用、抗うつ作用、抗真菌作用、抗感染作用、鎮經作用、駆風作用、消化促進作用、神経強壮作用、静脈強壮作用、健胃作用、子宮強壮作用、女性ホルモン調整作用、鎮静作用、鎮痛作用、鎮痙作用、血圧降下作用、催淫作用、神経バランス調整作用、中枢神経抑制作用、抗カタル作用、収れん作用、皮膚再生作用、抗感染作用、デオドラント作用、髪の成長促進、頭皮のフケ改善作用
香りの相性がよいブレンド
柑橘類全般、ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、ペパーミント、ベチパー、サイプレス、ジュニパー、シダーウッド、サンダルウッド、フランキンセンス、シナモン
・女性の情緒不安定さに・・・クラリセージ、ゼラニウム、オレンジ
・落ち着きたい時に・・・クラリセージ、サイプレス、フランキンセンス
・脂性肌のケアに・・・クラリセージ、グレープフルーツ、レモン
主な使用法
アロマバス、トリートメント、スキンケア、ヘアケア、芳香浴
>>> クラリセージの症例
※ご使用になられる場合には、自己責任と管理の下に行ってください。
持病をお持ちの方や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。