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KAMI NO MEGUMI

月と縄文と紙とわたし

2023.07.03 09:58
染描紙『縄文随想』より



愛の民、縄文の人たちも、月に祈りを捧げられたでしょうか


本日、七月三日

風の空、雲が移りゆく一日の今宵は満月


月は縄文を知る

その優しい人たちはわたしたちが気づくよう思い出すよう『 しるし 』を遺してくれた


月は今なお照らしてくれる

悠久の時の流れの中、

この、ほんのひと時に、ともに生きていることを照らしてくれる



しるしは目には見えないけれど

大切なことは目に見えないけれど


紙の上にあらわれていて

見つけてくれたと喜んでいる



満月に祈ろう


ありがとうと祈ろう


そうしたら遠いいつか、誰かに届けられることでしょう


そうして届いたら、きっとまた誰かがしあわせを感じることでしょう


『 しるし 』に気づいてしあわせに感じることでしょう